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もらい物のお返し。お宅では何ですか? うちは、あれ3本です。

長野の某所で知り合いと、
各地の慣習についての雑談となりました。

そこにいたメンバーの出身地は色々。
日本て、こんなにも違うのかと驚くばかり。

その中で一番、びっくりしたのが、ご近所から
何かもらい物をした場合のお返しです。

神奈川出身の有る人のご近所では、

冠婚葬祭さらに、普段のおかずの
やりとりなど、すべて半返し。
例えば、香典が1万円なら半額の
5000円分の品物を返すのだとか。

普段のおかずのやりとりまで半分かー。

一方、千葉県出身で現在も同県に在住の人。
こちらは、全返し。

つまり1万円の結婚祝いなら、
同額1万円の引き出物。

うーん。

普段のおかずが全返しというのは、
納得ですけど。

うちは?
母方の祖父母が愛媛県なのですが、
基本的に、どこに引っ越そうと、
愛媛県しかも東予地方流。

けれど、その中でも違うと思うので、
あくまでも自分の祖母の家と、
その町内、及び親戚のやり方です。
(時代の変化により変わっていると思いますけど)

祖母から教わったところによれば、例えば、結婚は半返し。
お葬式の香典は、基本的に出すのはできるだけ少なくし、
お返しはなし。(香典は多すぎるとダメなのだとか)

そして日頃のおかずや特別に作ったご馳走(お寿司、赤飯など)のやりとり。
これは、お返しはしないのが原則。
ただ、お重など蓋のついた容器や、布巾をかけたお皿・鉢に入れられて、
もらった場合は、それを綺麗に洗って、その中にマッチ棒を三本入れて返す。

これが定番。

なぜだがマッチ棒。それも3本です。

皆さん、この意味がわかりますか?

祖母、母に聞いた所によれば、
昔(っていつ頃でしょうか?)は、薪、炭、さらにガスなどに
火を付けるときに、マッチ棒を使っていた。

マッチ棒は生活の必需品だったのですが、
結構、貴重品で高かったそう。

という訳で、マッチ棒をもらうというのは、
実用的で、歓迎すべき嬉しいものだったのだとか。

さらに、「おいしく頂きました。またこのマッチ棒で
火をつけて、料理して下さい」という意味もあるのだと。

ではなぜ3本なのか?

それは、「サンキュー・ベリーマッチ」だからと、
見事にからかわれた後に教わった所によれば、
1、3、5など奇数がめでたいから。

1本では少なすぎ、5本では普段のやりとりにしては多すぎる。
3本が適当だからという何ともアバウトな理由からでした。

さらに南天の葉っぱを添える場合もありましたが、
これは、庭に南天の葉を必ず植えていて入手が簡単だったのに加え、
南天は、「難を転じる」ということで、縁起のよいものだから。

ですから、お重なんかのお返しの場合は、南天の葉の上に、
マッチ棒3本というのが、一般的だったようです。

今、実際、お返しに南天はもちろん、
マッチ棒3本というのもやっていないですね。

第一、マッチ棒自体、家庭で使わないですから。
さらに南天を植えている家庭というのも
少なくなりましたからね。ただマッチは、非常用に、缶に入れられ、
湿気にくく長期間保存できるモノが、
売り出され、見直されているようです。

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マッチ棒3本のお返しは、復活しそうにないなー。
もしあるとすれば、喫煙者の間でだけ?

ところで気になるのは貰いタバコのお返し。
これまでの経験からすると、タバコをもらった人は、
その後、タバコを買った後、もらった相手に、
お返しはしているんでしょうか?

もらう人っていつももらってばっかりなような気が。
火を借りる人もいつも一緒だなー。

なぜなんでしょうか?

タバコのみでない自分には、なかなか理解できない世界です。

お中元の季節でまたまた思い出したことが。

相手からのお中元を断る方法。

二度ともらいたくない相手から、お中元など、
季節のご挨拶が届いた場合。

それをそのまま送り返すという例もあるようですが、
大人の対応は、倍返し。

5000円なら1万円のものを返す。

こうした倍返しをされたら、もともと贈った相手は、
送り先の意向を慮って、贈るのを止めた方がよいそう。

これはバレンタインデーのお返しのホワイトデーには、
あてはまりそうにはないですが…。



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