ツタンカーメンの父をＤＮＡ鑑定。太陽神、一神教の起源。モーセはユダヤ人か？
（この冒頭には、ツタンカーメンとその父親について
DNA鑑定が行われたとのニュース記事がありました。
期限切れで見られないため削除しています）
追記 2023年1月8日
〇2022年は、ツタンカーメンの墓が発掘されて100年の
記念すべき年だったんですね。それを記念したテレビ番組も
いくつか放送されていました。
「日立 世界ふしぎ発見！」
https://www.tbs.co.jp/f-hakken/onair/221126.html
〇2023年10月4日
昨日、「英雄たちの選択」スペシャルで、
ツタンカーメンが放送されました。
これは2022年に最初、放送されたものですね。
《スペシャル 「ツタンカーメン 秘宝に隠された真実」》
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/K2VMJK398V/
DNA鑑定が行われたとのニュース記事がありました。
期限切れで見られないため削除しています）
おお、先日、銀座で友達と食事をした時、
まさにこのツタンカーメンとその父親について
話したんですよね。
一応、自分たちは前提として、ツタンカーメンの父親は、
《アクエンアテン（Akhenaten）説とアメンホテプ3世（Amenhotep III）説》
のうち、アクエンアテンであるとして話していたのですが…。
Yahoo!百科事典
《ツタンカーメン（つたんかーめん）》
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3/
こちらでは、ツタンカーメンについて、
《イクナートンの治世中にテーベでイクナートンの
血縁者（たぶん腹違いの弟）として生まれた》と書いてあります。
では腹違いの兄イクナートンとは？
《イクナートン（いくなーとん）》
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/
《アメンヘテプ3世の子として生まれた彼は、アメンヘテプ4世と命名された。》
アメンホテプ4世。
そこにあるように、この名前は、
《「アメンは満足す」を意味》します。
もともとは、アメン（もしくはアモン）神を信仰していたのです。
しかし、アメンホテプ4世は、アメン神を捨てます。
そして、太陽神であるアトン崇拝を始めたのです。
それは、アメン神をまつる神官の力が強くなったから。
アトン信仰の開始とともに、名前も、アトン神を喜ばせる者
という意味のイクナートンに改め、（イクン＝アトン）
さらに都をテーベからアマルナに移したのです。
しかし、伝統を無視した性急な改革は失敗に終わり、
王の死後、太陽神の一神教は、テーベへの復都とともに、
うち捨てられることになるのです。（多神教への復帰）
こうしてエジプトでは一神教は潰えた訳ですが、
この考えがエジプトの外で引き継がれ、
ユダヤ、キリスト、イスラム教への一神教につながった
と考えたユダヤ人学者がいました。
フロイトです。
そしてなんと恐ろしい仮説を打ち立てたのです。
その一神教を引き継いだモーゼは、
ユダヤ人ではなくエジプト人であると。
彼は遺作となった「モーセと一神教」でそれを著したのです。
松岡正剛さんの
千夜千冊の《ジグムント・フロイト『モーセと一神教』》
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0895.html
《モーセと一神教 (ちくま学芸文庫) 》（アマゾン）
エジプト学者の吉村作治さんが、
太陽神、一神教について書いています。
《「アテン神信仰」》
http://www.yugakusha.net/study/yoshimura_egypt/200603/200603-3.html
（「正式には多神世界の一神選択」ということのようですが）
今年2月に太陽信仰について
梅原猛氏との対談本を出しています。
《『「太陽の哲学」を求めて』》
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-70264-3
《サンデーらいぶらりぃ：水口 義朗・評
『「太陽の哲学」を求めて』梅原猛・吉村作治・著》
http://mainichi.jp/enta/book/review/archive/news/2009/02/20090204org00m04002
5000c.html
《「太陽の哲学」を求めて 》（アマゾン）
さて、一神教の起源、ユダヤ人の成立の話は、
非常に興味深いお話ですが、それはまた別の機会に。
それはともかく、ツタンカーメンの父のDNA鑑定は、
どのような結果が出るのか。
とても楽しみです。
《図説 ツタンカーメン王 (ふくろうの本/世界の歴史) 》（アマゾン）
《古代エジプト「ツタンカーメン」のなぞを解く (世界遺産3Dシアター)》（アマゾン）
《ツタンカーメンと出エジプトの謎―隠されたパピルスの秘密 》（アマゾン）
追記 2023年1月8日
〇2022年は、ツタンカーメンの墓が発掘されて100年の
記念すべき年だったんですね。それを記念したテレビ番組も
いくつか放送されていました。
「日立 世界ふしぎ発見！」
https://www.tbs.co.jp/f-hakken/onair/221126.html
〇2023年10月4日
昨日、「英雄たちの選択」スペシャルで、
ツタンカーメンが放送されました。
これは2022年に最初、放送されたものですね。
《スペシャル 「ツタンカーメン 秘宝に隠された真実」》
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/K2VMJK398V/
シヌヘの物語はブードゥー教の叙事詩である。
by ガーゴイル (2022-08-19 10:34)