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今さらながら、「アマルフィ 女神の報酬」。 [イタリア]

2009年夏、イタリアに行ってきました。
ローマの空港から友だちの家まで、
車で送ってくれたのは、いつも世話になっている
イタリア人運転手。

2年ぶりだったので、彼に近況を聞いたら、
去年、日本の映画の撮影隊が来たので、
その仕事をしたと教えてくれました。

そうその映画とは、フジテレビ開局50周年の記念作品
「アマルフィ 女神の報酬」なのでした。

公式サイト
http://www.amalfi50.jp/index.html

公開前、テレビのCMで、主役の織田裕二が
「ミ・キャーモ・クロダ」と

言うシーンがあり、その発音、話しぶりが
面白くて、さんざん真似させていただいたら、
身内で大受けでした。
(あのモノマネの人は、やっているんでしょうか?)

さてバカンスを過ごしたアマルフィじゃなかった、
トスカーナの海から、ローマに戻って、
テアトロ・アルゼンチーナの友だちのアパートから、
トラステーベレに住む知り合いの家に、
歩いて行った時のこと。

テベレ川の中州を通りました。
丁度、飲み物を積んだトラックが、
中州の売店に荷物を降ろしている最中。
下には舞台、スクリーン、客席がしつらえられていて、
映画が見られるようになっていました。

そう、夏の夜、そこで映画が見られるようになっているのですね。

友だちから、そこで話題の映画「アマルフィ」が、
プレミア上映されたと聞きました。
ローマに住む多くの日本人が、招待されたようです。

朝日新聞、2009年7月24日。
《織田裕二、ローマで語る「アマルフィ」》
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200907240249.html

《テベレ川の中州ティベリーナ島で開かれた日伊交流イベントでの上映企画(13日)》

なおこのティベリーナ島では、毎夏、「イゾラ・デル・チネマ」という
市民映画祭が行なわれており、バカンスシーズン、街に残った
ローマっ子が、夜、涼みに映画を見に行きます。

さて、先にこの映画を見た知り合い、友だちからは、
様々な感想が寄せられていました。

「もっとローマ、アマルフィなど
素晴らしい景色をちゃんと見たかった」
(←いっそ、観光映画にせよという意味か?)
「優れたコメディ映画。突っ込み所満載」。
「天海祐希の変わらなさに衝撃」
「脚本家がクレジットされていない理由がわかった」などなど。
(←脚本家協会からクレームをつけられたそうですね)

遅ればせながら、拝見。

友だち、知り合い以外に、世間的にはどんな評価なのか、
是非とも知りたくて、インターネットで調べてみました。

以前、よく訪問していた
《前田有一の超映画批評》で、この作品が取り上げられており、
100点満点中90点で、《2009年夏のイチオシ》とあります。
http://movie.maeda-y.com/movie/01322.htm

《世界標準からみても優れたサスペンス映画である》
《本作の売りは何かというと、きわめてよくできた脚本につきる。》
《主人公と犯人の仕掛けた謎の攻防は、
ミステリ好きのツボを押さえた気持ちのいいもの。》
そして、主役の織田裕二については、
《大作の主演を張るためにもっとも必要な「吸引力」を、
自分自身の能力を迷いなく信じきる精神力を、このスター役者は持っている。
警察官、県庁職員、外交官と、公務員を演じたらいまや日本一の役者といえる。》

すごいべた褒めです。
前田さんの批評は、これまで
感心したり、同感したものが多かったのですが、
この評については、多大なる違和感を抱いたので、
他の方のレビューはないかと探したら、
素晴らしいサイトがありました。

《破壊屋》の《「アマルフィ 女神の報酬」》
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/html/2009/20090801_1.html

こと細かく、徹底的にこの映画を分析してくれています。
なおこの記事の最後には、《世界標準アマルフィ》との項目があり、
前田有一さんの批評を取り上げています。

本当に、どうしちゃったんでしょうか、前田さん。

自分は、真保祐一さんの原作を読んでいないので、
原作と映画版の比較はできないのですが、
もしも原作者だったら、自分の名前を映画のクレジットに
出すことは拒否すると思うなー。

原作、《アマルフィ》(アマゾン)
(アマゾンのレビューでは、原作も余り評判がよくないですね)

TBSラジオの《ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル》で
http://www.tbsradio.jp/utamaru/index.html
取り上げていないか?

探したら、2009年8月2日にありました。
《ザ・シネマ・ハスラー「アマルフィ 女神の報酬」》
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2009/08/post_496.html

ポッドキャストで放送を聞くことができます。

うーん、同感。

ある意味、これはDVDでじっくり見るべき映画かも。
メイキングに知り合いが出てこないかな-。
ローマの知った所ばかりが出てくるなーとか、
楽しみどころは満載。

アマルフィ 女神の報酬 コンプリート・エディション DVD3枚組 (初回生産限定)
(アマゾン)
(仮)アマルフィ 女神の報酬 ビギンズ・セット DVD2枚組》(アマゾン)
(仮)アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション DVD1枚組
(アマゾン)

公開される前は、アマルフィが日本人であふれかえり、
来年、行くときに込んでいたらいやなだーと心配していたけれど、
杞憂に終わりそうです。

公式サイトからリンク。

オールアバウト、イタリア、2009年7月2日。
《映画「アマルフィ」ローマロケ地徹底紹介》
http://allabout.co.jp/travel/travelitaly/closeup/CU20090625A/

「地球の歩き方」でもこの映画の「ロケ地ガイド」があります。
http://www.arukikata.co.jp/movie/amalfi.html


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かものはし

良かった。それなら一安心ですね。
by かものはし (2009-09-23 23:25) 

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