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突然の雨に降られて、ずぶ濡れになっていた女性二人組、〔ぐしょぐしょ〕 〔びしょびしょ〕の違いを話す。

2014年6月13日、朝はよく晴れていた東京。
昼過ぎから、ごろごろと雷の音がして、
午後1時過ぎに表参道駅から、地上に上がったら、
大雨が降っていました。

A4出口の手前の階段のところで、
傘を持っていない人たちが、
雨が止むのを待っていました。

でがけに、大きめのカサを持っていたので、
そのまま出口を出て、美容院に。

途中、カサを持たずに、
濡れるに任せた女性二人組が前を歩いていました。

「いやー、もうびしょびしょ。会社に帰ったら着替えないと」

「え-。この濡れ方は、ぐしょぐしょじゃないの?」

「え、そうなの? びしょびしょとぐしょぐしょだと、
びしょびしょの方が一杯濡れてない?」

「濡れた時の言い方って、
びしゃびしゃ、びちゃびちゃもあるよね。
どれが一番、濡れているんだろ?」

なんだかやけ気味に話していました。

歩いているうちに、美容院の近くに来て、
雨も小降りになってきました。

女性たちはそのまま、まっすぐ
外苑西通りの方へ。自分は美容院へ。
その後、どんな会話が交わされたのかはわかりません。

はて、
「ぐしょぐしょ」
「びしょびしょ」
「びしゃびしゃ」
「びちゃびちゃ」

どれが一番、濡れている状態ですかね?

個人的な感覚では「ぐしょぐしょ」という気がしたのですが。
「びしょびしょ」ほかは、そこまでいっていないと。

類語辞典を調べてみました。
上の4つが載っていますね。

《ぐしょぐしょ/びしょびしょ/びしゃびしゃ/びちゃびちゃ》
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/13205/m0u/

それによれば、
やはり「ぐしょぐしょ」が一番、程度がひどいよう。

ただこの4つ、水に濡れたすべての場合に
使える訳ではなさそう。
シチュエーションにより使える言葉が限られるよう。

突然の雨に洋服が濡れた場合は、4つとも使えますが、
《水をこぼして机の上が…だ》という場合、
「ぐしょぐしょ」は使えないとあります。

机の場合、水分がしみこんで変形する
という事態がないからかなー?

《…した手ぬぐい》の場合は、「びしゃびしゃ」のみ。
たしかに「ぐしょぐしょした手ぬぐい」という言い方はしないなー。

いやー、いつもこうしたことを日本語を習う外国人に
聞かれることがあるのですが、
なかなかに説明しづらいですね。

長年の膨大な経験で身につけた母国語は、
使い分けらをすることは出来ても、明確に、
ルールを説明するのはなかなかに難しいようです。



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