便利なのも考えもの。暗証番号キー、カードキー。自宅に入れず困った知人。

先日、新聞に、自動車の電子キーで電池切れで
車内に子どもが閉じ込められたといった
トラブルの記事が掲載されていました。

国民生活センターの発表です。

《乗用車の電子キーによるトラブルに注意！
－消費者アンケート等で見られた電子キー特有のトラブル－》
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20100512_1.html

弊社の車は、鍵にボタンがついているキーレスエントリーで、

電子キーはなし。

一度、鍵の電池が切れて、リモコン（キー）で
施錠できなくなったことはありましたが、
閉じ込めと言ったトラブルはありません。

そんな話を取引先で話をしていたら、
マンションの自宅に入れず苦労したという話をしてくれました。

その人のマンションの入り口はオートロックで、
自室にももちろん錠が二つあるワンドアツーロックのもの。

オートロックの部分は、カードをかざす方式。
自室は、カード式と暗唱番号のいずれか。

深夜、帰ってきて、マンション入り口に。
たまたま中から、住人が出てきたので、
そのまま挨拶して入ったようです。

自室前で、いざカードをだそうとしたら、どこにもない。
（後で調べたらバッグの内側のファスナーで仕切られたポケットに入っていた）
取り出してかざさなくても、Suicaのように財布、バッグの中に入れていても、
認識して解錠するのですが、ダメだったそう。
（PASMO、Suicaなどとの干渉を防ぐ素材のパスケースだった）

そこで仕方なく、暗証番号で入ろうと、
ドアの下についている番号キーで、
4桁だか6桁の暗証番号を押したのだとか。
ところが、3回、覚えのある数字を押しても開かない。

なんでも5回間違うと、警報がなったり、
管理センターに通報が行くようになっているのだとか。

4回目、また試しに別の暗証番号を押したのだけれど、
やはりあかない。

ここで失敗したら大変なことになる。
こうなったら、家族を起こして中から
開けてもらうしかないと思ったのですが、
なんと奥さん、子どもは実家に帰っていたことを
忘れていたようです。
そう、だから遅くまで外で飲むことができたのに。

家族もダメで、最後は管理人。

そこは管理室があるようなのですが、
常駐ではなく夜間はいない。
結局、その方は、自室を目の前にして、逆戻りし、
近くのファミレスだかインターネットカフェで夜明かしをしたそうです。

朝、管理人に電話し、新しいカードで入ることができたようなんですが、
セキュリティが進歩しても、使う人間の方が追いついていけない現実って
ありますね。

マンション事情に詳しい友達（資格を持っている）によれば、
この他、携帯電話（おサイフケータイ）が鍵になっているところ、
生体認証で、指紋が鍵になっているところもあるそうです。
指紋なら紛失する心配はないですね。

最近は、iPhoneが売れていますが、
おサイフケータイが鍵代わりのマンションには住めないな－。

昔の映画で「アパートの鍵貸します [DVD]」（アマゾン）
という作品がありましたが、指紋が鍵だとどうするんでしょうね。

一度、登録しないといけないので、サプライズを演出しにくくなり、
恋愛が生まれる確率は少なくなるのかも。

《エレベーターのカードキー方式は、カップルに不便か？　週刊ダイヤモンドのホテル全評価。》

携帯電話がすれ違いをなくし、恋愛映画、ドラマの成立を難しくした
なんて言われているそうですが、アパート・マンションの鍵が携帯電話の時代、
逆にそこには、新たな恋愛の形が生まれるのかもしれません。