大雪で欠航、空港閉鎖になった場合、航空券の料金の払い戻しはあるのか? [旅行]
成田に帰る予定でした。
ところが、前日の9日早々にニューアーク空港は空港閉鎖を決定。
それに伴い、2月10日の同便は欠航となりました。
《ニューヨークは、大雪の予想で、ニューアーク空港は閉鎖。2月10日の帰国便は欠航。どうする?》
旅行会社から出された提案は、
1,2月15日の空席待ちで、席を確保。
帰国が確定しているので、その便で帰る。
(追加費用なし。但し、ホテルなどの滞在費用は、全部自腹。
けれど以下のごとく保険に加入している場合、3万円までの補償あり)
2,自分で、15日をまたず、11日~14日に空港に行き、空席待ちリストに登録。
空席があって、席を確保できれば、それで帰る。
(追加費用なし。しかし手続きなどは、全部、自分で行う。
必ずしもその便で帰れる訳ではなく確実性がない)
3,帰国便のチケットを放棄し、自分で他社のチケットを購入し、
それで帰る。(もちろん自腹。但し、AIUなどの旅行保険で、
航空機遅延などの補償が有る場合は、3万円まで補償がある)
自分は、3を選択。
今回利用した旅行会社から提示された他社の航空券は、
アメリカン航空の(おそらく正規料金の)片道3600ドル。
それではなく、自分で探し、購入したデルタ航空片道約660ドルの
チケットで帰国しました。
旅行会社、コンチネンタル航空に今回の件で確認しました。
旅行会社
○コンチネンタル航空は、今回の大雪での空港閉鎖、欠航に関し、
今のところ、払い戻ししないとしている。
○予約クラスは、S。
15日の空席待ちで、すでに席は確定している状態。
○弊社からは、払い戻しできない。
コンチネンタル航空
○お客様のチケットは、払い戻ししないという条件で、
旅行会社に出しているチケット。なので、払い戻しはできない。
○コンチネンタル航空の正規割引料金のチケットのお客様に
対しても、今回は、払い戻しなし。
○払い戻しできるか否かは、お客様と旅行会社の間の契約の問題。
日本航空の規定はどうなっているのでしょうか?
日本航空の国際線
《お客様都合以外の事由による予約便変更・航空券払戻しについて》
http://www.jal.co.jp/inter/rule/index5.html
《お客様都合以外の事由とは
台風、雪、地震、空港閉鎖などの不可抗力》の場合は、払い戻しできる!
払戻額
《旅行開始後 : 以下1.2.のいずれか高額となる運賃・料金・税金等を払戻しいたします。
1.「旅行が中断された地点」から「当初の予定通り旅行を再開する地点」までの
未搭乗区間分に適用となる運賃・料金・税金等
※割引運賃でのご旅行の場合は、その割引率により払戻運賃額を算出します。
2.「お支払いただいた運賃・料金・税金等全額」と、
「実際のご搭乗区間に適用となる運賃・料金・税金等の金額」との差額》
もちろん航空会社により規定は異なるのですが…。
反省
○今回、旅行会社からは、この航空券の予約クラス、
条件について事前に提示はなし。
格安の航空券、ツアーの場合、制約が大きい。
条件面を詳しく、聞いておくべきでした。
○海外旅行保険は、クレジットカードの付帯保険では、
カバーできない場合があるので、安心のためにも
加入しておくべき。
(日本語で緊急時に連絡し、アドバイスも受けられる)
○加入しているクレジットカード会社からも、緊急時に
アドバイスを受けられる。(連絡先はメモして手元に置いておく)
○旅行会社でも、現地に(契約の)担当者を置いてあるだけの所より、
海外支店を持っている所の方が、対応も円滑で安心できる。
今回、お世話になったIACEは、創業40周年。
実際に手配してもらったのは、IACE TRAVEL USAのNY支店。
アメリカの場合、24時間対応で、現地アメリカの電話番号で応対が可能。
国際電話をしなくてすみ、日本語で相談できる。
ニューヨークはじめ各地に支店あり。NY支店の担当者は、
トラブル対応に慣れていて、非常にスムーズであった。
ツアーの旅行会社は、現地NYに支店なし。緊急連絡先として、
現地の担当者の電話番号(会社、携帯)があり、よくやってくれたと思うが、
現地で直接、格安航空券を扱っている訳ではないので、応対に限度がある。
○上とだぶるが、日本語応対窓口の確保。
ネイティブレベルで英語に堪能な人は別だが、
危機的状況に遭遇した場合、多くはパニック状態にあり、
複雑な状況や要望を英語で伝えることはかなり困難。
母国語(日本語)で話せる窓口を確保していると非常に安心。
○事前の情報収集には限りがある。
現地で、最新の動きがある緊急時の情報を知るためにも、
ネット(もしくは携帯電話)は必須(に近い)。
パソコンでネット接続環境を確保していると安心。
(現地に日本語の係員がいる場合でも。添乗員が付いている場合は別だが)
○Eチケット、旅程表、緊急連絡先、パスポート番号などは、
プリントアウトまたはメモして、紙で持っておくべき。
いざというとき、デジタル機器は故障したり、
情報を知るのに時間がかかる場合がある。
○パスポートのカラーコピーと写真の持参
パスポートはカラーコピーしておく。
現地の買物などでパスポート提示を求められる場合、
ほとんど多くの場合、カラーコピーとクレジットカードの提示で
事足りる。(原本の提示でないとダメと断る所はほとんどない)
またパスポート申請の際に利用した写真の余りがあれば、
それも持参しておくと、万が一、パスポートの盗難・紛失の場合、
手続きが非常に早くなる。
○トラベルはトラブル
旅では、トラブルが多発する。なければラッキーくらいの気持ちで。
トラブルが起こっても、怒ったり落ち込んだりせず、
トラブルの解消に向けて、前向きに動くことを心がける。
私も同じ便に乗る予定でした。
空港へ行きスタンバイのチケットを受け取ってからホテルの確保を依頼しましたが「雪なのに空港へ何故に来たんだ!ニュース見てないのか?」といわれました。少し食らいついたのですが、まったく受け入れてもらえず。カウンターのおじさんはスタンバイだけしかできないの一点張りです。その後、他カウンターで日本語で交渉をしますが無駄でした。そして他社への振替も全日空なら同じアライアンスなので可能性はあるが、あちらも同様な状況なので難しいと言われ、さらにコンチネンタルの明日便もオーバーブッキングがあるくらいだから乗れないかもしれないと言われました。
すぐに他ルートで翌日の全日空便の振替と翌日のコンチネンタル便の空席を照会しましたが、他社便も全面的に欠航が決定していてましたのぜ全日空で振替が可能か微妙。しかし、翌日のコンチネンタル便にはビジネスクラスに空きがありました。(後でわかったのですがエコノミーにも空きがあったらしいです)このケースの場合、ビジネスクラスを解放してより多くを送り返すはずです。なぜ、コンチネンタルの職員が客を惑わせるような発言をしたのか疑問ですが、ビジネスを解放するのであれば翌日に乗れる可能性があると思い、ホテルに引き上げました。
翌日、ギリギリまでわかりませんでしたが乗る事ができました。結局、スタンバイをした、かなりのお客さんが乗れたと思います。
ちなみにJFKから飛ぶ全日空は欠航ではなく遅延扱いで前日欠航分を翌日に飛ばしています。なので、全日空へ乗る予定だったお客さんは一日遅れで送り届けられたことになります。責任感の違いでしょうか?コンチネンタルは乗れるかどうかわからないなどど責任逃れな発言が目立ちました。
by NO NAME (2010-02-13 23:35)
翌日に帰ることが出来て、よかったですね。詳しい情報ありがとうございます。デルタ航空の手配でお世話になったIACEのNY支店の担当者にお礼のメールを送ったら、丁寧な返信が送られてきました。どうもコンチネンタル航空始め、米系の航空会社は、悪天候の欠航による払い戻しには応じないのが原則だそうです。また現地11日の運航は通常通り。教えて頂いた通り、スタンバイのお客さんはほとんど乗れたようです。二度と起きて欲しくはないですが、貴重な体験をしました。またこれは航空会社に限りませんが、アメリカでは人により、同じトラブルが起こっても、対処が違うことが多いようです。知識があり、親切な人に当たれば、いいのですが…。
by nikitoki (2010-02-14 01:28)
大雪でコンチネンタル航空のCO9便が欠航。急遽、チケットを手配してもらった「IACE NY」。日本の本社は浅草橋に。お店はなかったのですが、2月15日に、同じ場所に浅草橋支店が開設されたようです。仕事場からほんとに歩いてすぐのところ。これからは、こちらを利用しようかな。しかしアメリカの支店ではクレジットカードが使えるのに、日本は、銀行振り込みか店舗での現金支払いのみなんですね。そこが残念。
by nikitoki (2010-02-17 15:54)