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旅行作家・紅山雪夫さん。旅をより深めたい人にお勧めの本。 [旅行]

旅行に出かける前に、旅行先の知識を入れておくことは、
現地の楽しみをより深めると思います。

どこにどんな店があり、何がはやっているか
といった情報はそれはそれで有用ですが、
その土地にどんな歴史があり、
どんな考え方をする人々が暮らしているのか
を知っておくと、旅はより深く、なります。

ではそんな知識を得るためにはどうしたらいいのか?

手っ取り早いのは、

本を読むこと。
けれど日本にはなかなか良い旅行本がありません。

そんな中、一般の人に専門知識を噛み砕いて、
わかりやすくコンパクトにまとめているのが、
紅山雪夫さんの一連の著作です。

10月10日に行った美容院で読んだ、
日本版Forbesの最終号に、
紅山雪夫さんの文章が掲載されていました。
(サイトの一番下の方、「喜怒哀楽」の楽:紅山雪夫)

http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/forbes/forbes_09110.html

紅山さんが旅行作家になるまでの半生が語られています。
お父様は、日本画家。けれど余り裕福でなく、
紅山さんは、中学を卒業してすぐに働き始めたそうです。

大変な毎日。
そんな中、楽しみで勉強していた英語が身を助けます。
アメリカ軍の通訳となり、お金を稼ぎ、自立。

そして、7年のサラリーマン生活を終え、
一念発起して、大学検定を受け、高卒資格をとり、
ためしに受けた東京大学文一に合格。

進学はしたものの、病気で8年も卒業するのにかかり、
一般企業への就職は無理。
大学時代、旅行客の通訳などでお世話になっていた
旅行会社に就職。

そこでもこれまでなかった地域の教養ツアーの開発にあたります。
そこでも習い覚えた語学(英語に加え、フランス語、イタリア語など)で、
現地の書籍を購入、知識を蓄積していったそうです。

そして50歳のときに、旅行作家として独立されたとか。

現在もお元気で活躍されていらしゃるようです。

息子さんが作ったサイト。
《紅山雪夫のホームページ》
http://www1.odn.ne.jp/beni/yukioj.html

「紅山雪夫」というお名前ですが、本名で、
生まれた日が大雪だったので「雪夫」と名付けられたそう。

(ちなみに自分の小学生時代の同級生も、同じ理由で、
雪夫と名付けられるハズだったのですが、お祖母さんの
「雪は解けて流れるから」の一言で別の名前になったとか。
紅山さんは、万年雪のように解けることはなかったようですね)

紅山さんの著作の一部をあげておきます。

「ヨーロッパものしり紀行」
1.神話・キリスト教 編
2.くらしとグルメ 編
3.建築・美術工芸 編
4.城と中世都市 編

「ライン川を巡る旅」「ヨーロッパの旅とキリスト教」
「ヨーロッパの旅Q&A キリスト教編」
「オーストリア・中欧の古都と街道」
「シチリア・南イタリアとマルタ」
「イギリスの古都と街道」(上)
「イギリスの古都と街道」(下)
「ギリシャの遺跡と島々」

すべて面白くためになるのですが、
中でもお勧めは、日本人には、余りなじみがなく、
しかしヨーロッパ文明の基礎にあるキリスト教に関する
知識を簡明に記述しているものです。
後、個人的には、イタリア関連のもの。

イタリアものしり紀行 (新潮文庫)》(アマゾン)

ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫)》(アマゾン)

シチリア・南イタリアとマルタ 》(アマゾン)
いつまでもお元気で、豊富な知識と体験を、
本にされることを、願っています。


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