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四角い桜餅。日本橋三はし堂。北鎌倉「こまき」。 [グルメ]

いつも楽しみにしている朝日新聞の連載《逸品ものがたり》。

『料理通信』編集部・瀬戸理恵子さんが、
菓子について書かれています。

《料理通信》
http://www.r-tsushin.com/index0.html

このブログでも何度も取り上げています。

「せんべい」は、焦げて固いのが好き。あなたは?
復活祭を祝うお菓子は、コロンバに鳩サブレー?
口に入れて溶けないうちに3回、呪文を唱えられたらいいことがあるお菓子ポロボロン。

2月19日は、北鎌倉《こまき 桜餅》です。

こちらの桜餅のひとめでわかる特徴は、
形が四角であること。

なぜか?

《「修行した両国『三はし堂』(現在は、閉店)の桜餅を受け継いでい」》るから。

両国『三はし堂』の桜餅が、四角い形だったからです。

そこに閉店とあるように、すでに両国に「三はし堂」はありません。

現在、その流れをくむ店が、《日本橋三はし堂》です。
http://www.mihashido.com/frame.html

小堀製餡所が、
平成10年、和菓子部として八代目職人と共に
日本橋三はし堂を再開致しました。


もともと「三はし堂」は、明治時代に開店した店。
江戸時代に、練羊羹で有名となった
深川佐賀町の船橋屋織江から分かれたお店です。

「船橋屋織江」は、現在、木場に場所を移して、
商売されています。

江東区木場5丁目2-6
電話番号03-3641-7327

なお江戸時代の船橋屋織江は、
「鬼平犯科帳」にも名前を変えて出ています。

《鬼平熱愛倶楽部10月ウォーキング 「歩いたね」》
http://homepage1.nifty.com/shimizumon/board/2006/message_06_10.html 


《江戸食文化紀行 -江戸の美味探訪- NO.36 練羊羹と船橋屋》
http://www.kabuki-za.com/syoku/2/no36.html

「三はし堂」は、両国から、浜町、浜町中の橋、
そして現在は、浜町中州に移転し、営業しています。

「日本橋三はし堂」の桜餅は、ホームページの「季節の和菓子」、
春の項の一番上左に出ています。

やっぱり四角ですね。

「日本橋三はし堂」で有名なものは、
他にも数多くありますが、中でも自分が気に入っているのは、
通年作られている「きんつば」。

こちらのそれは、寒天を使っていません。
製餡所がやっていて、寒天を使っていないだけに、
餡の味が、よく味わえます。

後、餡は卸とともに小売りも行っています。

北鎌倉の「こまき」は、
まさにJR北鎌倉駅のすぐ目の前。
《御菓子司こまき》
神奈川県鎌倉市山ノ内501
電話番号:0467-22-3316

(すぐ近くには、いなり寿司で有名な光泉がある)

上の「日本橋三はし堂」とともに、両国「三はし堂」
ゆかりの店としては、さいたま市の「はら山」があります。

こちらは、両国「三はし堂」の子孫の方が開いたお店です。

西田明徳さん 和菓子/はら山(埼玉県さいたま市)
着色剤を一切使わない天然色の和菓子》
http://www.rakuten.co.jp/arekore/573984/591957/1884181/

さいたま市の「はら山」。
http://www.harayama.co.jp/

「はら山」の桜餅は、一般的な形のようですね。
《季節限定 特選和菓子》
(桜色は、着色料を使わず、レッドビーツで出しているようです)
http://www.harayama.co.jp/month.shtml

東京紅團の《桜餅を歩く》の中に
《日本橋三はし堂》のそれが紹介されています。
http://www.tokyo-kurenaidan.com/sakuramochi1.htm

「きんつば」について記したエントリー。
4月10日のおやつは、和泉荘の「いろはきんつば」。幻の清水の「金つば」


久しぶりに、日本橋三はし堂の四角い桜餅を頂きますか。


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