SSブログ

2月14日コンドーム無料配布、バイアグラ処方箋いりません [気になるニュース]

いよいよ2月14日、バレンタインデーです。
これまで《バレンタインデーの記事、チョコから「キス」、
国生さゆりの名曲「バレンタイン・キッス

バレンタインのチョコは媚薬。》と
バレンタイン関係のエントリーを書いてきました。

その中で、日本式バレンタインの創始者ともいえる、
メリーチョコレートカムパニーの原社長のエピソードを紹介しました。

今からおよそ50年前の昭和33年、社長が大学4年生のときに、
伊勢丹新宿店で、バレンタインデーのセールを行うのですが、
売れたのはわずか板チョコ3枚というよく知られた話です。

その原社長が、このバレンタインデーのセールを始める
きっかけとなったのが、パリ在住の先輩の商社マンから
送ってもらった1枚の絵葉書。
そこに2月14日は、バレンタインデーで、カップルが
チョコや花などを贈り物をする旨、書いてあったというものです。
(「『ヨーロッパではバレンタインデーという風習があり、花やカード、
チョコレートをプレゼントして、愛の告白をする』と書かれていたと言う)

つまり50年前に、バレンタインデーが一般的な風習としてあったと
言っていいのではないか。

さてその事実に反するような記述が2月14日産経新聞朝刊の
《パリの屋根の下で》の《本場?のバレンタインデー》にあります。
筆者は、パリの山口昌子・特派員。

《14日のバレンタイン・デーを前にした日曜日(11日)、フランスのカトリック
教会で初めてバレンタインデーの祝祭ミサを行った》そう。
《フランスでは10年余り前までは、バレンタインデーなど存在していなかった。それが今や、日本の猛烈なチョコレート商戦のおかげもあって、「ギリチョコ」が「カミカゼ」「ハラキリ」「カロウシ」に続いて仏語になりつつあるご時世だ。 
 もっとも、主として男性から女性に、それもチョコレートとは限らず、とにかく贈り物をする日というのがフランス式である。》

10年前まで、バレンタインデーなど存在しなかったと断言されています。
今や「ギリチョコ」という仏語まであると。
その後に、男性も贈る、チョコだけじゃないフランス式云々とありますから、
これを読む限りでは、10年以上前は、女性から男性にチョコを贈る日本式
バレンタインのみならず、男女を問わず贈り物をするバレンタインデーが
なかったと読めます。

原社長がもらった絵葉書と、ちょっと矛盾しているかも。

記事は、その後、今年のバレンタインデー関係の教会の行事を紹介します。

《パリにある約100の教区のうち約半分の教会がこの日、大司教の音頭で
さまざまな趣向の行事を催した。聖堂での夕食会に、そこで結婚式を挙げた
カップルを招待したところもあれば、既婚や未婚の別、宗教も問わずカップ
ルを招待したところや、セーヌ川の遊覧船に招待したところもある。
 ノートルダムの特別ミサには、満員の約2400人が出席し》たそう。

なぜ今、教会がバレンタインデー前にこうした行事を行ったかについては、
《1975年には年間約28万件だった教会での結婚式は、2004年には
約9万件と3分の1に減少しており、教会がバレンタインデーを結婚式の普及
に利用するのでは、との憶測も飛んだほどだ。大司教はしかし、「夫婦愛や家族愛を祝福するため」と力説した。》

教会での結婚式だけでなく、《市庁舎での結婚式も年間約39万件から
約27万件に減っているので、バレンタインデーにかこつけて男女のあり方を
考える機会にしたいという教会の意図もうかがえる。》と。

フランスでは、宗教婚、法律婚が減り、事実婚が増えているとは聞いていました。出生率は上がっているものの、事実婚という形さえ、崩れていっている
のかも。多様な愛の形を認めてきたフランスですが、やはり宗教界の本音としては、聖書に記されたような愛の形を望んでいるのでしょう。

さて、その後、驚くべきことが書かれています。
パリ市庁舎が、14日にあるものを配るというのです。
(このエントリーのタイトルに書かれているので、じらす意味はないのですが…)

 《パリ市庁舎は先に声明を発表し、「女性をエイズ感染から守るため」、
14日には女性用避妊具を4万個、薬局やモード店などで無料配布すると》
言うのですね。
いやー、驚きですね。愛は認めつつも、歯止めはしっかりかけると。

これに対しお隣の国がとった対策は?

《英国ではこの日、通常は義務付けられる医師の処方箋なしでも
バイアグラがデパートや薬局で購入できるとか。》

伝聞情報ですが、バイアグラが手に入れやすくなると。
男よ、愛の日を楽しんでくれということでしょうか?

山口特派員は、《英仏の違いをかいまみる思いだ。》とありますが、
それは、現実主義で女性を保護するフランスと、男性の「欲望」を
優先する違いということなのでしょうか?
この辺りは、今一つ、理解が及びません。

さらに記事は、聖バレンタインや2月14日についての諸説を紹介。
そして、
《真実はどうあれ、女性からチョコレートを贈られる習慣が定着している
日本の男性は、もって瞑すべし、かもしれない。》と結びます。

これもよくわからないのです。
《もって瞑すべし》とは、「三省堂 故事ことわざ・慣用句辞典」によれば、
《[注記] 「瞑す」は安らかに死ぬ意
そのことで十分満足すべきである。
「まともに勉強したとは言えないのだから、及第できさえすれば以て
瞑すべしだ」》とのこと。

贈り物をしなければいけないフランス(イギリスもか)の男性に比べて、
プレゼントをいただけるだけ、恵まれておるぞ日本の男性は!
という意味なのかな?

うーん、よくわからん。

バレンタインに限らず、ヨーロッパの祝祭日の
起源、由来についての基準となる書。
ヨーロッパ祝祭日の謎を解く


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(10) 
共通テーマ:恋愛・結婚

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 10

トラックバックの受付は締め切りました