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JR東日本、東京ー羽田空港18分の新線構想を正式に発表。新宿駅、新木場駅からのルートも。 [気になるニュース]

JR東日本がかねてから報道されていた
羽田空港への新線構想を、2014年8月19日に
正式に発表しました。
(国交省で開かれた「第4回 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 東京圏における
今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会」で)
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo01_hh_000084.html

「羽田空港アクセス線構想」。

東京駅からのみならず、
新宿駅、新木場駅を発着駅とし、
それぞれ羽田空港と結びます。

新線の一部として、現在使用していない貨物線や、
トンネルなどを活用。

上記3駅から乗り換えなしで、
また時間も大幅に短縮し、
羽田と結ぶことになります。

羽田空港までの所要時間
東京駅初18分 (現在28~33分)
新宿駅23分  (41~46分)
新木場駅20分 (41分)

総事業費3200億円。

この新線により、羽田への鉄道輸送量は現行の1.8倍に増加。

今後およそ10年をかけて完成予定。

当初は羽田の国内線ターミナルまで開設予定。
なお記者会見では、羽田の国際線までの延伸は検討事項と説明。
(京急空港線の場合、羽田空港国際線ターミナルが手前で、
終点が羽田空港国内線ターミナルとなっている。これは西側からアクセスするため。
一方、JR東日本の新線は北側からアプローチするため、
国内線ターミナルが距離的に近く、国際線ターミナルはその先となる)

延伸の場合は、事業費およそ800億円上乗せ。

現行では、2020年東京五輪に間に合わないが、
暫定開業も検討中。

その場合、新木場を発着駅とするルートで、
新線に暫定駅を設置。そこから空港までをバスなどで結ぶ。

JR東日本プレスリリース(午後5時現在なし)
http://www.jreast.co.jp/company/

〇羽田へのアクセス、ライバルの京急
 品川周辺の再開発構想・計画
 JR山手線品川駅の移動に伴い、
 京急品川駅が地平におり、さらに2ホーム4線に。
 それにより特急などの優等列車の待避や
 待ち合わせが可能に。
 さらに品川駅、北品川駅、新馬場駅の高架化。
 品川第一(八ツ山橋)踏切の解消。
 開かずの踏切解消。さらに現在、S字で低速運転となっているが、
 より直線的な線型となり、高速運転が可能に。
 これらにより品川ー羽田(国際線ターミナル)が、
 現行の最速12分から10分に短縮可能に。
 
《「(仮称)品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014(案)」について
御意見を募集します》
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2014/07/22o7h100.htm

〇羽田空港へのアクセス改善
 成田空港、都心と結ぶ都心直結線
 京浜急行の「京急蒲田駅」と東急の「蒲田駅」を結ぶ通称「蒲蒲線」の整備。

JR東日本、社長インタビュー、
http://www.jreast.co.jp/investor/interview/05.html
《当社グループでも東京モノレールが羽田空港へのアクセスを担っていますが、
これだけでは不十分だと考えています。今後の羽田空港のさらなる利用客増加を見据え、
都心部と空港との輸送を充実させるために、多方面から東京と羽田空港を直結させる
新たなルートの検討を進めています。その方策の一つとして、休止中の東海道貨物線の
活用も検討しているところです。》

〇新木場駅方面ルート
 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場が沿線にある。
 大井埠頭の東京貨物ターミナル脇から東京臨海高速鉄道りんかい線。
 大井ふ頭の東京貨物ターミナルから、
 羽田空港までは、およそ5.7キロの地下トンネル。
 羽田空港国内線ターミナルからおよそ1キロ手前の新線上に暫定駅を設置。
 新木場路線は、既存のトンネルなどを利用し、およそ4年で開業可能に。
 2020年の1年前をめどに開業を検討。

 ターミナル駅は羽田空港国内線ターミナルの地下およそ40メートル。
 完全開業は2025年前後を目標。

関連エントリー
東京ー羽田の新路線をJR東日本が検討。2020年東京五輪で利用客増大見込みで。
JR東日本が、羽田―東京18分に短縮する新線を計画。さらに臨海高速鉄道・りんかい線大井町駅、東京テレポート駅からも結ぶ。



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