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愛媛県今治市の魚貞蒲鉾店の名物「鮮魚カステーラ」とは? 今治はかまぼこの町。 [グルメ]

先日、福島県いわき市で、
地元の方とお話しする機会がありました。

食の話が中心です。

その方によれば、福島県いわき市は、
余り知られていないかもしれないけれど、
蒲鉾類の生産が盛んなのだとか。

しかし原発事故の関係で、元気がなくなってしまったと。

少し怒りを込めて、残念そうに
語っていらっしゃいました。

(「夕月」の本社はいわき市。
包装かまぼこの生産は、平成18年にいわき市が全国一だったようです)
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/dbps_data/_material_/localhost/07_norin/1011/fukudokuhon09.pdf

その方は東京の大学に進学。
その時に、愛媛県今治市出身の
同級生と親しくなり、有るときお土産に、
蒲鉾をもらったのだとか。

帰って食べて、その美味しさにびっくりしたとのこと。

「瀬戸内海の地元でとれる魚を
材料にしているから、美味しいのかな」
と懐かしそうに語っていました。

今治市の来島海峡の鯛は、
明石ほどには知られていませんが、
それに匹敵するほどの美味しさ。
ほかにも数多くの海の幸に恵まれています。

目の前の海でとれた新鮮な地魚を
加工した蒲鉾は、名産として知られています。

今治を訪れた時に、お店を直接訪ね、
買い求めたこともありますし、
今治の友人・知人からいただいたことも、
数え切れないほどあります。

2014年1月26日、東京新聞の
《全国旨いもん》は、その今治にある
明治4年創業の老舗・魚貞蒲鉾店の
「鮮魚カステーラ」が取り上げられていました。

カステーラと名付けられていますが、
もちろんあのお菓子のカステラではなく、
エソ、グチといった(今では高級魚となった)
白身の魚肉を使った名物です。

カステラなどと同じく卵黄を使っていて、
やわらかな食感と、ほんわりとした甘さは、
蒲鉾というより、文字通りカステラ風。

記事にもありましたが、袋のまま湯煎して
温めて食べると、よりカステラに近づきます。

先日、出張で今治を訪れた時、
店の前を通ったのですが、綺麗になっていました。

お店はドンドビ交差点から港に向かう
アーケード付きの今治銀座商店街の中にあります。

この通りには、他にも中村屋蒲鉾店、田中屋本家、
魚丈蒲鉾店などの蒲鉾店があり、蒲鉾激戦区です。

商店街の通りから外れますが、
美須賀小学校方向に行った所に、卜部蒲鉾店。

196号線(今治街道)沿い、今治郵便局の斜め向かい、
「五味鳥」の一軒隣りに二宮かまぼこ店があります。

魚貞蒲鉾店
http://www.uosada.co.jp/

今治の港にあがったエソ、グチ、太刀魚などの、
生魚を包丁ですり身にしているのが、
この店の自慢。

いい魚が揚がらなかったら、
商品を作らないこともあるとか。

お勧めはたくさんあるのですが、
一番はやっぱり「すまき」かなー。

棒状にしたすり身の外側にストロー状の管(本来は麦わら)を
巻きつけ蒸し上げたもの。
(昔のラーメンに入っていたなると巻の柄がないもの)

お行儀が悪いですが、麦わらをむいて
かぶりつくと、みっしりと弾力ある歯応え。
噛みしめると、魚肉の旨味がじわじわと
あふれでてきます。

天ぷら(薩摩揚げ)、
じゃこ天もいけますね。

記事には、「魚の子オランダ」が紹介されていました。
魚卵をすり身に混ぜて味付けした商品。

もとの「オランダ」は、すり身を棒状にし、
油で揚げたものです。

いやー、揚げたてを食べたくなってきたな-。

《おいでや!いまばり》
名産・特産 かまぼこ・すまき
http://www.oideya.gr.jp/gift/index.htm

最近名物として売り出している今治ラーメン
http://imabari-ramen.jp/
魚介系・鶏のだしで塩味が基本です。
中に具として地元の「すまき」(なると巻)が入っています。



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