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最近のニュースの中の言葉「自業自得」。亀梨和也さんの発言。千葉ロッテマリーンズの選手のTwitterの書き込み。 [気になるニュース]

最近、伝えられた別々のニュースの中から、
気になる言葉を。

一つ目は、千葉ロッテマリーンズの神戸拓光選手が、
Twitterで、東京都三鷹市の女子高生殺害事件を思わせる
書き込みで、「自業自得だ」とつぶやいていたとのこと。
神戸選手は球団から、厳重注意を受け、
自らの書き込みは不適切だったとして、発言を削除し、謝罪したようです。

もう一つ。
ジャニーズのKAT-TUNの亀梨和也さんが、
会社に解雇された田中聖メンバーに対してした、
「十何年、一緒にやってきたメンバーなんで、
聖も自業自得ではあると思うんですけど、しんどいと思う」
との発言。

二つに共通する「自業自得」。
もともとどんな意味なんでしょうか?自業自得とは、「じごうじとく」もしくは、「じぎょうじとく」と読み、
本来は仏教からきた言葉、四字熟語です。

自分の行為の報いを、自分自身が受けること。

仏教では善悪どちらの行為・結果も含まれていたようですが、
一般には、自分が行った悪い行為=「悪業」の報いで、
悪い結果を受ける場合のみ使うようになっています。

同じような表現に、
悪因悪果(あくいんあっか)、
自縄自縛(じじょうじばく)があります。

この自業自得の元になっているのは、
因果律(いんがりつ)、因果応報(いんがおうほう)、
輪廻転生(りんねてんしょう)という考え方。

輪廻転生(りんねてんしょう)は、
生命は、過去世(かこせ)から、
現世(げんせ)にひきつがれ、
そして来世(らいせ)に続いていくという考え方。

因果律(いんがりつ)、因果応報(いんがおうほう)は、
現世の中のみならず、過去における善悪の業(ごう)=行為に応じ、
現在における幸不幸の果報=結果を発生。
さらに現在の業=行為に応じて
未来の果報=結果が生じるとの考え方です。

この行為と結果の主体は、自分自身。
自分の行為の結果は自分が受けるのです。

よく「親の因果が子に報い」という言い方がありますが、
これは、本来の仏教の考え方ではないようです。

こうみると仏教というのは、徹底した個人主義だったのですね。



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