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歌舞伎座、国立劇場、義経千本桜を上演しているので、いなり寿司(きつね寿司)が食べたくなってしまいました。 [グルメ]

2008年7月、歌舞伎座昼の部と国立劇場で、
「義経千本桜」を上演しています。

歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/07/post_27-ProgramAndCast.html
国立劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1872.html

川連法眼館、「四の切り」は、正体が狐である、
きつね忠信が活躍するお芝居です。

狐といえば、いなり寿司という訳で、
なんだかいなり寿司が食べたくなってしまいました。

いなり寿司といえば、家の近所の人形町に有名なお店があります。

明治10年創業の老舗「志乃多寿司総本店」。
http://www.shinodazushi.co.jp/
(神田、浅草にも志乃多寿司がある)

歌舞伎の演目「葛の葉子別れ」の中に出てくる
古い歌に因み「志乃多」と名づけたお寿司屋さんです。
(「恋しくば たずね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」)
泉州文化
http://www.sen-shu.com/culture/kuzunoha/index.html

何度も食べているのですが、こちらのものより口にあうのは、
すぐ近くの関山のいなり寿司。(人形町店)

http://www.kyotaru.co.jp/kanzan/kanzan.html

こっちの方があっさりしていのですね。

あと有名で、よく差し入れで頂いたのは、
六本木のおつな寿司のもの。

こちらの特徴は、油揚が裏返しになっていること。
手頃な大きさで食べやすく、裏返しになっていることから、
「裏を食う」から発展し、「裏番組を食べる」ということで、
テレビ、ラジオ関係者の間で、お届けものとして使われているそうです。

おつな寿司も好きなのですが、自分が気に入っていたのは、
上野にあったその名も「きつね寿司」です。

こちらも明治30年創業の老舗のお寿司屋さん。
名物「いなり寿司」です。
おつな寿司のように小さく上品なものでなく、
結構、大きなサイズで、油揚げの味付けも濃いめ。

でもその加減が良かったんですね。
残念ながらビルの建て替えのため、閉店し、
その後も再開していないようです。

上野でいなり寿司といえば、その名も「きつ音忠信」という専門店があります。

東上野という住所ですが、昔で言えば稲荷町。

そのお店のいなり寿司は、やはり油揚げが裏替えしに使ってあります。
そして油揚げの煮汁をきっぱりと切っていて、どちらかというとドライな感じ。
さらに形も他の店にあるような俵型ではなく、丸型。

ご夫婦二人でいとなんでいらっしゃる小さなお店です。
たたずまいが素晴らしい。

注文をしてから作り始めます。
いなり寿司と海苔巻きのみ(かんぴょう巻き、しそ巻き)。

いなりは、油揚げの味付けもさることながら、
ご飯と中に入っている酢蓮(と白ごま)がいいのです。
お酢の味がとがっていないというか、まろやかなんですね。

味は濃く江戸風で素朴なんだけれど、洗練されている。

店名は、歌舞伎の「きつね忠信」に由来していることは確かなのですが、
なんとご主人の名前も忠信というそう。(さすがに佐藤ではなく小泉忠信さん)

いやー、それを知った時は、驚きました。
稲荷町で忠信さんが、いなり寿司(きつね寿司)を作っているなんて。

長い間、伺っていませんが、久しぶりに口にしたくなりました。

きつ音忠信
台東区東上野4-23-6
電話:03-3843-9985



 


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