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成田空港の免税店では何が売れたか? [旅行]

12月22日毎日新聞朝刊
《これが売れた’06》
《香水はクリスチャン。ディオール 酒はジョニーウォーカー
 成田空港の免税店 限定パッケージに人気》

2006年6月に成田空港第一旅客ターミナル南ウィングの免税店
「FaSoLaデューティーフリー」2店で、
今年何が売れたかを紹介しています。

免税店については、つい先日、《免税店は安いのか?
を書いたばかりです。
記事を読んでみると、免税店でしか買えない
限定品や先行発売品が売れているようです。

香水は、クリスチャン・ディオールの
「フォーエヴァーアンドエヴァーディオール」
国内に先駆けて初場され、パッケージとボトルは免税店限定のデザイン。

メイキャップ化粧品では、ボビィブラウンの
「ロングウエア ジェルアイライナーセット」
これも免税点限定商品。

スキンケア商品では、クラランスの
「アディションマンスール コンセントレイト」
全世界の免税店に先駆け発売されたボディー用美容液。

酒とたばこの専門免税店で売れ筋は、F1の限定パッケージ商品。
「ジョニーウォーカー ブラックラベル12年 F1 ボトル」
「マイルドセブン・スーパーライト F1スペシャルエディション」
「マールボロ KSBOX レーシングエディション」

さて、この記事で面白かったのは、《男性と免税店》。
《限定好きは男女共通だが、男性は「おまけ」にも目がない》と
書かれています。

それで思い出したのが、最近、読んだ
おまけより割引してほしい》という本。
この本については、
ブログ《404 Blog Not Found》の
12月4日の《おまけより割引してほしい》という
本のタイトルそのままの秀逸な書評記事がありますので、
そちらもご参照ください。

著者の徳田賢二さんは、専修大学経済学部教授で、
流通経済論・地域経済論が専門。

本書では、われわれが普段、買い物をする時の
「値ごろ感」について説明しています。

「損失回避・時間費用」など難しい言葉が出てきますが、
吉野屋の牛丼、回転寿司、デパ地下など身近な例で
説明されているので、実感として理解できます。

目次を一部あげてみましょう。
1 値ごろ感ってなんだろう?
  おまけより割引してほしい―値ごろ感の因数分解
  棚ぼたの好ましさ―値ごろ感の分母を支配する負担感
  うまい、やすい、はやい―値ごろ感を生み出すもの
2 売れるものにはワケがある
  ベストセラーの秘密;どうして衝動買いをするのか?
  ついでに買わせるコツ

「おまけより割引してほしい」というわれわれの心理を、
うまく利用しているのが、ポイントカードとのこと。

マイレージやポイントカード、
さらにネット販売をしている人、
アフィリエイトでお小遣いをかせごうと思っている人。
そうした人にヒントとなる内容だと感じました。

おまけより割引してほしい―値ごろ感の経済心理学 (新書)



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