ちくわの穴と長さ、キャラメルコーンのピーナッツ [グルメ]
最近、やたら目につく静岡おでん。
静岡の町には、駄菓子屋、喫茶店などいたる所に、
おでん屋があり、繁盛しているそうです。
静岡おでんの特徴は、黒いスープ、黒はんぺん。
そして串にさしてあることなんだそうですね。
「だもんで静岡おでん」の著者新井由己さんの
ホームページ「おでん博物館」
今夜のおかずは、おでんでした。
関東風おでんですが。
家のおでんで欠かせないのが「ちくわ」なんですが、
去年の秋に、母が「ちくわが短くなっている」と言い出したんですね。
「そんな馬鹿な」と家族は、笑っていたんですが、
母は「いや、確かに短くなっている」と言い張るわけです。
家のおでんは、市販のちくわを買ってきて、
真ん中ほどを斜めに切ります。
いつも大体まな板の同じ場所において切る。
そうするとこの辺りからこの辺りまでと場所の感覚がある。
それがちょっと違うと主張する訳です。
調べてみたら、母のいう通りだったのですね。
ブログですが、“「納豆の容量が少なく、竹輪の長さが短く」なった”
新聞やテレビのニュースでも伝えられたそう。
その理由。
原油高騰→重油もあがる→原油を燃料とする漁船の燃料代あがる。
→スケソウダラの値段あがる(BSE、世界で魚食が広まったことも理由)
→すり身高くなる→竹輪の価格あげられない。長さを短くする。
(メーカーによって違うが、例えば0.5センチとか。または1袋当たりの
本数を減らす)
そして、12月22日の朝日新聞の《けいざい一話》の
《好景気、ホント? 日銀チームと「草の根調査」》にちくわの話が。
記事自体は、現在の景気回復がほんとか、
朝日新聞が日銀の「草の根調査隊」と
設備投資と消費の現場を訪ねたという内容です。
その中に、足立区にあるスーパーの社長の話が。
こんな発言をしています。
《「ちくわの穴も大きくなったし、練り物も1㌢は短くなった」。
原油高による製造コスト高騰の影響が食卓に忍び寄る。》
なんと短さだけでなく穴も大きくなっている。
すごいことになってますね。
なお紀文は、原材料の価格高騰のため、
8月に竹輪、さつま揚げなどの値段を10%あげたそうです。
同じ理由で納豆の量が、50グラムが45グラムになったり、
クリーニングでくれるハンガーの長さが短くなったりしているとのこと。
以前、うまい棒の話をあげましたが、
うまい棒は、フレーバーによって長さや太さが違います。
あれってこうした原材料のコストを調節するするうまい仕掛けだったんですね。
《「うまい棒」の正しい買い方とインドの商売のやり方》
メーカーは知恵を絞って、値段を維持しようとしています。
それもなるべく消費者に見えないように。
それに比べて…。
今、気になっているのは、キャラメルコーン。
いつの間にかピーナッツが入っていないというじゃないですか。
キャラメルコーンはピーナッツあってこそでしょう。
中田英寿さん。如何ですか?
《日本全国おでん物語》
《とことんおでん紀行》
《美味しんぼ 寒い日はコレおでん編》
静岡のおでんに欠かせないのは黒はんぺんです。
コンビニで白はんぺんを初めて見るまで、『はんぺん』は
黒はんぺんのことだと信じて疑ってませんでした。
by ミカチ (2006-12-23 07:14)