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同じ物を3回褒めてはいけない。3回褒められたら、あげなくてはいけない。ジョン・F・ケネディ大統領のジョーク。

随分、昔ですが、祖母の家での出来事。
何だか忘れたですが、自分が、
祖母の家の何かを、結構な調子で2回、
褒めたと祖母が言うのです。

祖母は、こう釘を刺しました。
「同じ物を3回、褒めてはいけない」。

皆さん、この意味がわかりますか?

祖母曰く、
「1回、2回褒めるのは良い。しかし3回、持ち主の前で
褒めるのは、それをくれとねだっていることになる。
3回、褒めてはいけない」
のだそう。

それまでそんなことを知らなかったのですが、
以来、ほめても2回まで。
3回はほめないようにしています。

そんな事があって、しばらくたって、
文化人類学関係の本を読んでいたとき、
モノを褒めるのは、それを欲しいという間接的な表現で、
世界の中には、褒められるとそのモノを相手にあげるところがある
との記述がありました。

何カ所か紹介されたうちの一つが、
ネイティブアメリカンのある部族だったような気が。

さらに、別の所では、モノだけでなく、人も同じで、
男性が女性をほめるのはいけないとのこと。

娘、妻でも褒めた相手の一夜妻になるのだそう。
(これとは別にもてなしとして妻を客人に……との風習もあるそう)

人やモノを褒めるというのは、難しいものですね。

あと、これは、サラリーマンの友達から聞いたのですが、
現在、職場では、女性の服装、髪型、交際、結婚などについて、
ほめたり、話題にすることは避けるようにと指導されているそう。

こうした事項は、セクシャルハラスメントにあたるというのがその理由。
褒めてもダメなんですね。

最後に、有名なジョン・F・ケネディ大統領のジョーク。

1962年、ケネディ大統領が、メキシコを訪問。
アドルフォ・ロペス・マテオ・メキシコ大統領が
している腕時計が素晴らしいのを目にして、褒めた。

するとロペス大統領は、腕時計を外して、渡そうとした。

ケネディ大統領は、もらうのをためらったが、
ロペス大統領は、
「メキシコでは持ち物をほめられたら、それを贈るんですよ」
と言うので、ケネディ大統領は、遠慮がちに受け取った。

しばらくして、ケネディ大統領の方を振り返った、ロペス大統領。
「なんて、あなたの奥さんは美しいんでしょう」。

ケネディ大統領は、「腕時計をひきとって下さい」。
(我流で意訳しています)

《New directions: reading, writing, and critical thinking 著者: Peter S. Gardner》
《Presidents and Gifts》

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