トスカーナ名産のイノシシを食べてパワーをつけよう! [グルメ]
2007年の十二支ということで、
《来年はイノシシ年、それともブタ年?》を書きました。
十二支のないイタリアではイノシシといえば、
もっぱら食べる対象です。
1月7日産経新聞の国際欄、坂本鉄男先生のコラムは、
《【イタリア便り】イノシシ料理はいかが》。
《トスカーナ地方南部の山林には多くの野生のイノシシが生息するほか、
猟場に放すための飼育場もある。》
そしてトスカーナ州の州都フィレンツェでの売り方について記しておられます。
《「羊頭狗肉(ようとうくにく)」ではないことを証明するためか、
カギにつるされたイノシシの肉の塊には必ず
少し毛皮が付いたままにしてある。》
そうです。
皮だけでなく、市場や屋台で、
イノシシの頭を見て、びっくりなんてこともありえます。
その後、先生のコラムでは、
古代ローマ時代のエピソード、イノシシ料理、サラミなど
について書かれていますが、
それについては、リンク先でお読みください。」
ともかくトスカーナのイノシシのサラミは絶品。
塩、胡椒だけのシンプルなものから、
クルミ、トリュフなどが入ったものまでさまざま。
あの生っぽい、かめばわいてくる脂とうまみのある逸品は、
検疫の関係から、日本で食することはできません。
(日本のレストランや個人で食べているとしたら、それは、おそらく…)
フィレンツェ郊外に住む友達宅で頂いた
フィノッキオ(finocchio、茴香)入りの
イノシシのサラミは、たとえようもなく美味しかったですね。
そう言えば、フィレンツェとイノシシは、深い関係がありました。
《地見屋とトレビの泉と幸運のイノシシ像》
イノシシの毛皮で思い出しましたが、
仕事場の近くで、毎日のように
イノシシ(の死体?)を見ているということ。
両国に江戸時代から続く「ももんじや」という
イノシシ料理で有名なお店があります。
両国橋のすぐ近く、京葉道路沿いです。
その道沿いに、シーズン中には、
必ず1頭のイノシシを逆さにつり下げているのです。
「ももんじや」http://r.gnavi.co.jp/g720500/
江戸の昔から、冬には、精をつけるということで、
イノシシの肉を食べていたようですね。
フィレンツェ、イノシシで、
もう一つ思い出すのは、映画《ハンニバル》
あの映画はグルメものでもある訳ですが、
思わぬ形でイノシシが活躍することになります。
ちょっとグロテスクなので、先に食事をすませてから、
見たほうがいいと思いますけど…。
イノシシcinghiale
《第1章文字で書くイノシシ》から始まって、
《第2章 十二支獣としてのイノシシ》、《第4章 喰われるイノシシ》、
《第8章 海の向こうで物語られるイノシシ、第9章 絵や像になったイノシシ》
などなど、とにかくイノシシについて網羅的に集めた本。
《イノシシは転ばない―「猪突猛進」の文化史》
ご存じかと思いますが、イノシシの肉は、
煮込んでも固くならず、逆に煮込めば煮込むほど
柔らかくなります。
ボタンの花のように美しく盛りつけて出します。
イノシシのサラミは無理でも、
ボタン鍋で、パワーをつけようかな。
味噌ダレ、せんべいもついているので、
簡単にできそう。青森の方では鍋にせんべいを入れるのね。
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