柴咲コウさん。朝ドラ「エール」でオペラ歌手役。吹き替え無しの歌の実力は。 [気になるニュース]
2020年4月7日、朝、NHKの
連続ドラマ小説「エール」を
https://www.nhk.or.jp/yell/
見ていたら、柴咲コウさんが、
世界的なオペラ歌手、
双浦環（ふたうらたまき）役で登場していました。
今回の朝ドラは、
作曲家・古関裕而（こせき・ゆうじ）と、
妻で歌手としても活躍した金子（きんこ）の
二人を描いています。
今日、放送されたのは、その子ども時代の
妻（劇中では音）が、衝撃を受け、歌手と
歌に憧れるきっかけとなる出会いの場面です。
柴咲コウは、教会で歌い上げていました。
（見たことがあると思ったら、
明治村にある聖ヨハネ教会堂だった）
https://www.meijimura.com/enjoy/sight/building/1-6.html
曲は「私のお父さんO mio babbino caro」。
プッチーニ:作曲の
歌劇｢ジャンニ・スキッキ｣中のアリアです。
とても有名な人気のあるアリアで、
映画「眺めのいい部屋」、コマーシャルなどにも
使われたことがあるので、おそらく多くの方は、
一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
これまで数多くの名歌手が歌ってきただけに、
聴く側のハードルはかなり上がっています。
（自分だけ？）
イタリア語（言語）での歌唱。
わずか20秒ほどでしたが、
聞き終わっての正直な感想は、
頑張ってはいるけれど……。
番組を見終えた後で、ネットのニュースを
見ていたら、この柴咲コウの歌唱についての
記事がいくつもあり、多くの人が大絶賛して
いるではありませんか。
うーん。
みんな優しい。
この柴咲コウが演じた双浦環役のモデルは、
日本人初の国際プリマドンナ三浦環（みうら・たまき）。
彼女と比較するのは
もちろん無理ですが……。
放送で流れたのは、冒頭部分。
O mio babbino caro, mi piace, e bello, bello;
vo'andare in Porta Rosa a comperar l'anello!
このl'anello!の前あたりまで。
イタリア語の音だけで言えば、caroのR、
mi piaceの発音、vo'andareのv、
Porta Rosaのともにrが甘い。
音のつながりがガタガタでなめらかさがない。
歌声の強弱、コントロールが十分に出来ていない
と感じました。
（あくまで個人的な感想。イタリア、音楽、
放送に関わる仕事に携わっています。音楽、
特にオペラが大好き。ミラノ、ローマなど
イタリア各地、ウィーン、ニューヨーク、
日本各地でクラシック、オペラ観劇体験40年以上）
柴咲コウさん。
彼女の印象は、2017年の
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
の直虎役ですかね。
女優だけでなく、2002年に歌手デビューもし、
映画「黄泉がえり」の主題歌「月のしずく」も
歌って、ベストセラーになっているんですね。
柴咲コウさんは、今回の役のため、
2019年の7月上旬から、歌の練習を始め、
最低週1～2回、1回2時間近くのレッスンを行い、
ポップスとは違うオペラ、声楽の基礎を学び直したとのこと。
努力は認めますが、上には上がいることを、
是非、多くの方には知って欲しいなー。
《プッチーニ: 歌劇｢ジャンニ・スキッキ｣：私のお父さん
［ナクソス・クラシック・キュレーション》
https://www.youtube.com/watch?v=rUmQVctxvZg
マリア・カラス
https://www.youtube.com/watch?v=l1C8NFDdFYg
Renée Flemingの
《Puccini: “O mio babbino caro” / Fleming · Marin · Berliner Philharmoniker》
https://www.youtube.com/watch?v=Sf-tjXevlyQ
《映画『アナザー・カントリー』『眺めのいい部屋』予告編》
https://www.youtube.com/watch?v=fQSnZ2yNcs4
三浦環は、「蝶々夫人」役が有名。
プッチーニ自ら、彼女と出会い、
歌うことを求めたという。
《プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」三浦環》
https://www.youtube.com/watch?v=0-2RkcOlhfo
2020年4月8日、追記
8日の回の冒頭で、曲の終盤を歌唱。
やはり声のコントロールが不安定。
《【柴咲コウ】2020年について語る！（餃子作り前編）
2:14 / 12:30》
https://www.youtube.com/c/KOSHIBASAKI_OFFICIAL
今回のオペラのアリアについても語っています。
記事にもありましたが、本人は自身の歌唱については、
満足していないみたいです。
連続ドラマ小説「エール」を
https://www.nhk.or.jp/yell/
見ていたら、柴咲コウさんが、
世界的なオペラ歌手、
双浦環（ふたうらたまき）役で登場していました。
今回の朝ドラは、
作曲家・古関裕而（こせき・ゆうじ）と、
妻で歌手としても活躍した金子（きんこ）の
二人を描いています。
今日、放送されたのは、その子ども時代の
妻（劇中では音）が、衝撃を受け、歌手と
歌に憧れるきっかけとなる出会いの場面です。
柴咲コウは、教会で歌い上げていました。
（見たことがあると思ったら、
明治村にある聖ヨハネ教会堂だった）
https://www.meijimura.com/enjoy/sight/building/1-6.html
曲は「私のお父さんO mio babbino caro」。
プッチーニ:作曲の
歌劇｢ジャンニ・スキッキ｣中のアリアです。
とても有名な人気のあるアリアで、
映画「眺めのいい部屋」、コマーシャルなどにも
使われたことがあるので、おそらく多くの方は、
一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
これまで数多くの名歌手が歌ってきただけに、
聴く側のハードルはかなり上がっています。
（自分だけ？）
イタリア語（言語）での歌唱。
わずか20秒ほどでしたが、
聞き終わっての正直な感想は、
頑張ってはいるけれど……。
番組を見終えた後で、ネットのニュースを
見ていたら、この柴咲コウの歌唱についての
記事がいくつもあり、多くの人が大絶賛して
いるではありませんか。
うーん。
みんな優しい。
この柴咲コウが演じた双浦環役のモデルは、
日本人初の国際プリマドンナ三浦環（みうら・たまき）。
彼女と比較するのは
もちろん無理ですが……。
放送で流れたのは、冒頭部分。
O mio babbino caro, mi piace, e bello, bello;
vo'andare in Porta Rosa a comperar l'anello!
このl'anello!の前あたりまで。
イタリア語の音だけで言えば、caroのR、
mi piaceの発音、vo'andareのv、
Porta Rosaのともにrが甘い。
音のつながりがガタガタでなめらかさがない。
歌声の強弱、コントロールが十分に出来ていない
と感じました。
（あくまで個人的な感想。イタリア、音楽、
放送に関わる仕事に携わっています。音楽、
特にオペラが大好き。ミラノ、ローマなど
イタリア各地、ウィーン、ニューヨーク、
日本各地でクラシック、オペラ観劇体験40年以上）
柴咲コウさん。
彼女の印象は、2017年の
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
の直虎役ですかね。
女優だけでなく、2002年に歌手デビューもし、
映画「黄泉がえり」の主題歌「月のしずく」も
歌って、ベストセラーになっているんですね。
柴咲コウさんは、今回の役のため、
2019年の7月上旬から、歌の練習を始め、
最低週1～2回、1回2時間近くのレッスンを行い、
ポップスとは違うオペラ、声楽の基礎を学び直したとのこと。
努力は認めますが、上には上がいることを、
是非、多くの方には知って欲しいなー。
《プッチーニ: 歌劇｢ジャンニ・スキッキ｣：私のお父さん
［ナクソス・クラシック・キュレーション》
https://www.youtube.com/watch?v=rUmQVctxvZg
マリア・カラス
https://www.youtube.com/watch?v=l1C8NFDdFYg
Renée Flemingの
《Puccini: “O mio babbino caro” / Fleming · Marin · Berliner Philharmoniker》
https://www.youtube.com/watch?v=Sf-tjXevlyQ
《映画『アナザー・カントリー』『眺めのいい部屋』予告編》
https://www.youtube.com/watch?v=fQSnZ2yNcs4
三浦環は、「蝶々夫人」役が有名。
プッチーニ自ら、彼女と出会い、
歌うことを求めたという。
《プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」三浦環》
https://www.youtube.com/watch?v=0-2RkcOlhfo
2020年4月8日、追記
8日の回の冒頭で、曲の終盤を歌唱。
やはり声のコントロールが不安定。
《【柴咲コウ】2020年について語る！（餃子作り前編）
2:14 / 12:30》
https://www.youtube.com/c/KOSHIBASAKI_OFFICIAL
今回のオペラのアリアについても語っています。
記事にもありましたが、本人は自身の歌唱については、
満足していないみたいです。
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