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ベネチアで自動販売機設置論争。 [イタリア]

イタリア人に限らず、海外の人が来て驚くのは、
日本の自動販売機の数の多さです。

イタリアでは、もちろん切符の自動販売機は、
駅に設置されていますが、飲料、タバコの自動販売機は、
ほとんどありません。

なぜなら、街の至る所にバール、タバッキがあるから。

そうした中、世界の観光地の中でも有数のベネチアで、
自動販売機設置論争が巻き起こっているようです。

2009年2月24日、朝日新聞。
《「財政か景観か」 ベネチア、自販機設置めぐり論争》
http://www.asahi.com/international/update/0224/TKY200902240279.html


《水の都ベネチアで、清涼飲料水の自動販売機設置をめぐり、「財政か景観か」で
熱い論争が起きている。財政難にあえぐ市当局がコカ・コーラの自販機設置を
認めたのがきっかけ。》

設置の理由が、ベネチアを高潮から守るモーゼ計画にかかる費用を
まかなうためですか。

背に腹はかえられないといった所でしょうか。

当局は、《水上バス乗り場など限られた場所だけに設置する方針》で、
景観保護派の攻撃をかわそうという作戦のようですが、
自動販売機に対するアレルギー、抵抗感は強く、
それを改めるのは、難しいかも。

ベネチアの自動販売機の例。
大学の中のホットドリンク販売機。
(日本にもあるコーヒーの販売機)

《ユニバーサルデザイン海外事情》の中のイタリア編。
《ベネチア自動販売機:ホットの飲み物自動販売機》他。
http://www.ud-web.info/world_ud/archives/10/cat26/

道端など無防備な場所にはなく、大学、学校、さらには会社など、
機械を管理、監視可能な限定された範囲の中には、あることはありますね。
(冷たい飲料、アイスクリームの自動販売機なども)

あと、気をつけたいのが、自動販売機の故障。
切符販売機も含め、コイン、紙幣を飲み込んで、
キャンセルしても返却されない、または、
お釣りを返してくれないものがかなりの確率であります。

だから人が使っていて、問題なさそうな機械を使う
ということを自己防衛のためにしたりしますね。
(故障という表示がなくても、故障していることがある)

観光客の利便からすれば、いちいちバールに行かなくても、
清涼飲料が買えるのは良いことですが、
日本のように無防備に自動販売機が突っ立っているのは、
ベネチアの雰囲気をぶちこわしてしまうでしょうね。

閉鎖された見えない場所に置くなら認めてもいいかなー。

でも自動販売機があちこちにあるベネチア、さらにイタリアは、
もうベネチア、イタリアとは言えない気もしますね。

関連エントリー
自動販売機に硬貨を入れる順番。紙幣が食べられないように気をつけろ。

 


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