「ヒデ活」という言葉をご存じですか。西城秀樹さんは永遠に。「人間研究 西城秀樹」。

2022年4月16日、東京新聞の書評欄で
《人間研究　西城秀樹》が取り上げられていました。

書評の冒頭は、
《「ヒデ活」という言葉あるのだそうだ。
二〇一八年に六十三歳でこの世を去った歌手、
西城秀樹の功績を次世代に伝えようという活動のことで、
ファンの間ではますます活発化しているという》。

あなたはご存じでしたか。
自分は、この言葉「ヒデ活」を全く知りませんでした。

もちろん西城秀樹さんは、アイドル歌手としてデビューし、
郷ひろみ、野口五郎さんとともに新御三家と言われ、
活躍していたのを、ほぼ同時代で見ています。
（三人は自分よりちょっとお兄さんですが）

ただその後、大学、社会人になるにつれて、
芸能の世界に関心が薄れ、
西城さんの活動を知らないままでした。

その西城秀樹さんについて、自分に情報が入ったのは、
西城秀樹さんが、バリ島に別荘を持たれたというもの。

テレビ番組で、その別荘の内部がくわしく
紹介されていたのですが、素敵なインテリアでした。

別荘、インテリアなどは、ほぼ西城秀樹さんの
設計、コーディネートだと伝えられていて、
その趣味、センスの良さに驚かされました。

そして次に入ってきたのが、
度重なった病気とそこからの復帰。

どちらのテレビ番組か忘れましたが、
脳梗塞で倒れて、リハビリにはげむ
西城秀樹さんの姿をとらえていました。

それまでかっこよさを売り物にして
生きてきた方が、そうした姿を世間に
さらすのはどれくらいつらいことだったか
と思いますが、ありのままの自分を
見せていた。

あとからインタビューで、同じような病気で
苦しむ人に、自分の姿を見せることで、
少しでも元気をもってくれたら
といった趣旨のことをおっしゃっていたので、
今度は、その不屈の精神と、人間性に感銘を受けました。

書評では、昔からのファンの方、
再びファンに戻った「ブーメラン組」、
新たにファンになった「新規組」が
お互いに「ヒデ友」となって、
交流していると記されています。

《秀樹の「誰からも愛される人柄」》と
文中にありましたけれど、歌手としての素晴らしい歌唱力、
パフォーマンス力だけではなく、
そうした人間力がベースにあったので、
多くの人に愛されていたのですね。

2003年、そして2011年暮れの二度、
脳梗塞で倒れたものの復帰した後、
書かれた一冊。2012年10月公刊。

別のブログで西城秀樹さんについて書いたエントリー
《人生やり残しリスト》
《西城秀樹さん。両目を手術。右目は網膜症。左目は白内障。目の健康。 》
《二度の脳梗塞から復帰。西城秀樹さん。今できることに全力。》

2022年4月17日、追記
〇西城秀樹さんのお名前の漢字変換ミスを修正。
　文章を校正。
　そういえば、昔、わが家のカレーと言えばバーモントカレー。
　どこでもらったのか、CMに出ていた西城秀樹さんの
　カレンダーが貼ってあったなー。今は無くなってしまった
　近所の食料品店には、西城秀樹さんのバーモントカレーの
　看板がありました。
　「ヒデキ、感激！」、1973年だったんですね。
https://housefoods.jp/products/special/vmt/history.html
　秀樹さんファンの同級生情報によれば、
　西城秀樹さんの結婚式の引き出物は、秀樹さんと美紀さんの写真が
　パッケージ正面にプリントされたバーモントカレー超甘口だったとか。




〇追記　2023年5月17日
　昨日16日、西城秀樹さんの没後5年の命日に、
　NHKの「うたコン」で西城秀樹特集が。
　他の歌手の方が、西城秀樹さんの曲を歌っている
　のですが、やっぱり本家を聞きたくなりますね。
　（「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」は本人の映像）
https://www.nhk.or.jp/music/utacon/483166.html
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023051622516?cid=jp-1J9MXY5QX2