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名古屋の老舗・かしわ料理店「鳥久」の建物解体申請。河村市長が保留。 [気になるニュース]

失火で閉鎖されていた東京の老舗のそば店
「かんだやぶそば」が建て直され、
先日、営業が再開されました。

火災の前の建物は、木造で東京都の指定建造物。
けれど一体が防火区域に指定されているため、
木造で建て直すことはできません。

この地でそば店を続けると決意した店主は、
ビルにはせず、鉄骨にはなったものの、
以前の赴きを残す、和風の建物を
よみがえらせました。

ただ変えた点も。
地域と一体にということで、
これまであった板塀は取り払われ、
店の中が見える構造になっています。

こうして若干の変化はあったものの
これまでの雰囲気は残り、
地元の人や長年のファンはほっとしています。

東京ではなく名古屋の有名な老舗かしわ料理店「鳥久」。
残念ながら2014年3月で閉店してしまいました。

江戸時代から続いた料亭が起源のこのお店。
戦後は鳥料理専門店として営業しました。

こちらは、納屋橋近く、堀川端に、
明治時代に建てられた、
板塀の風情ある、木造の建物だったんですね。

ここを運営会社がマンションにするため、
名古屋市に許可申請を出しました。
けれど河村市長が壊すのは惜しいとして、
申請が保留されているんだそうです。

申請前に市長は、運営会社に
市有地の代替地を示すなど、
建物を残すようにと求めたのですが、
条件がおりあわず、
結局マンション建設が進められることに。

それでもあきらめきれない市長は、
申請を保留しているという
ことのようです。 

市長ではありませんが、
堀川沿いのあの建物は、
歴史といいたたずまいと言い、
十分に観光資源になりますね。

京都では、市が、
祇園の白川の料理店だった町屋を
つぶさないで貸し出すという試みをしています。

もっともこの料理店は、相続で、
京都市に土地と建物が寄付された
という事情がありました。

財政が厳しい折でもありますので、
名古屋市がこの鳥久の土地・建物を
買い取り、維持していくというのは
なかなか難しいとは思います。

しかしこうした歴史的な建造物は
公共の財産でもあります。
なんとか保持できる仕組みが
出来るといいですね。

関連エントリー
京都市が祇園の町屋を月50万円で貸し出し。地元の人に意外に評判悪い、町屋の改造利用。
ぼやで焼けて建て直していた老舗そば店「かんだやぶそば」。2014年10月20日に再開。



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nikitoki

「鳥久」から2014年11月22日午前3時30分頃、出火、木造2階建ての建物を全焼。さらに隣接するビルの外壁を焦がしたとのことです。警察によれば、出荷当時、店には人がおらず無人。今後出火原因を捜査するとのこと。なお運営会社は、11月20日から、市の許可を必要としない手作業による解体を始めたばかり。全焼とは残念な限りです。
by nikitoki (2014-11-22 14:01) 

NO NAME

よく理解できないので文章を推敲していただけますようお願いします
by NO NAME (2014-11-24 09:49) 

nikitoki

ご指摘、ありがとうございます。読み直しましたが、ひとりよがりで分かりにくい文章と、われながらあきれました。できる限り、改めましたが、能力の無さを痛感しました。
by nikitoki (2014-11-25 02:12) 

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