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イタリア全土、薬局、食料品店などを除き、全ての店舗を休業と発表。

中国に次いで世界2位の
新型コロナウイルスの感染者、
死者数となっているイタリア。

すでに全土で移動禁止措置がとられています。

さらに11日、コンテ首相は、
薬局や食料品店などの
生活必需品の販売を除く
全ての店舗(美容院、レストランなど)を、
12日から2週間、休業すると発表しました。

(営業を認められているのは、スーパーなどの
食料品店、薬局、銀行、郵便局。
工場は感染防止に向けた対策をとれば操業可。
しかし生産と関係ない部門は閉めるよう求める)

弊社はイタリアと関係が深い業務を行っていますが、
イタリアでのプロジェクトは全く止まっています。

また日本でのイベントのため11日に、
帰国予定だったイタリア在住の弊社社員は、
移動禁止措置のため、帰国できなくなりました。

こうした事態は、年配のイタリア人の友人、
知人に聞いても、初めてのことだそうです。
(第二次世界大戦中でもないとのこと)

大変な事態となりました。

日本はイタリアに比べ、感染、死者ともに
爆発的な増加は抑えられているようですが、
イタリアは、現在のところ、初期対応が遅れたためか、
抑え込みに失敗したようです。

原因としては、ここ数年、イタリアは
財政赤字を解消するため緊縮財政をとっており、
文化、医療も含め、大幅な支出を抑制。

医療機関、人員も多数、削減していました。
このため医療水準、体制がかなり低下していると
指摘されており、今回それが如実に
証明された模様です。

(この5年の間に、全土で750余りの
医療機関が閉鎖。医師は5万6000人、
看護師は5万人が不足とされる。
既存の医療設備の更新も進んでいない)

第二は中国との関係の深さ。
イタリアは2019年、中国の
「一帯一路」に参加を表明。
交流が活発化しています。

それ以前から、中国からの労働者が多く、
北部、中部の繊維産業を中心に、
多数の労働者が働いています。
(イタリア全土で40万人ほどとされる。
代表的な場所はトスカーナ州のプラート)

その多くは、今回、新型コロナウイルスの
発信源となった浙江省温州市出身です。
(中国系住民のおよそ7割)

また中国からの観光客も増加しており、
(2019年、600万人を超えたとされる)
それも感染拡大の一因ではとされています。
(1月末、イタリア最初の感染者は、
武漢市から旅行に来た中国人夫婦)

イタリアは高齢化が進んでおり、
65歳以上の高齢化率は22%とEU加盟国で1位。
このため、死者が増えている模様です。
(日本の高齢化率は28%で世界1位。2位はイタリア)

○握手、ハグの習慣も接触感染を増やしたと。
 このため、それらを禁止する法規も。

○衛生観念の違い
 マスクの着用はともかく、
 手洗いが徹底されていない。
 
日本以上に、イタリア在住の
友人、知人たちが心配です。

強力な措置が効果的に働いて、
一日も速く、新型コロナウイルスが
終息しますように。

○新型コロナウイルスによる経済減退の対策として
 120億ユーロ(1兆4000億円)を拠出。
 必要に応じ次第250億ユーロまで引き上げる。


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