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トランプ大統領の赤ネクタイと柔らかい握手。 [気になるニュース]

トランプ大統領と金正恩委員長の
史上初の米朝首脳会談が始まりました。

それを伝える生放送を見ていました。

冒頭、二人が別々のドアから入ってきて、
中央で握手し、言葉を交わした後、
連れだって、廊下にはけて、会談の部屋に
入っていきました。

その姿を見ていて思ったこと。
それはトランプ大統領の赤ネクタイと
握手の仕方です。




トランプ大統領は、ここぞという時、
勝負ネクタイとして赤ネクタイをしめます。

選挙戦の時もそうでしたが、
大統領就任式の際のそう。

そもそもアメリカの政治家は、
赤い色のネクタイで、強さ、攻撃性、
積極性をアピールすることが多いですね。

ちなみにトランプ大統領は共和党ですが、
そのイメージカラーは赤。

民主党のそれは青です。

トランプ大統領のネクタイの締め方の
特徴は、長さ。

通常、ベルトのバックルの位置あたり
と言われますが、トランプ大統領の場合は、
さらにその下まで長く垂れていることが多いですね。
ただ就任式の時よりは、短めでした。
(就任式の時、ネクタイが風にあおられ裏が見えた。
ネクタイの先がネクタイ裏のわっかに届いておらず、
透明のテープで留めていた。さらに言えば通常、背広の
ボタンは、立っているときは、しめろと言われるが、
大統領はしめていなかった。これも俺様流か)

そしてもう一つ、おやっと思ったのは、
トランプ大統領の握手の仕方。

彼は強く握りしめる握手をすることで
知られていますが、今回は柔らかく握っていました。
(弱すぎる握手は欧米ではNG。dead fish handshake
デッド・フィッシュ・ハンドシェイクと言われ嫌われる)

ここに相手に対する思いやり、配慮を感じました。

二人の身長差が20センチほどあるのですが、
握手の手の高さが若干高く、金正恩委員長が
腕を少し上に上げ気味でした。

手の高さというのは、相手の地位、
立場、実力をどう思っているのかを示すそう。

上に高く上げさせるというのは、
「自分を優位に立たせるものだ」
と以前、聞いたことがあります。

(一般的には、握手の手の位置は「おへその位置」
と言われるが、自分は、それより高く、
「相手の心臓の位置に合わせよ」と言われた)

また大統領は手を心持ち、
自分の方に引き寄せていたように
見えたのですが、これは男性相手には、
相手の心を引き付けるやり方とのこと。
(相手が男性の場合は、引き寄せ、
女性の場合は少し押して相手の方にやる)

また握手の力の入れ方は、
最初からずっと力を
いれっぱなしはよくない。

最初は、軽く柔らかく触れて、
その後、ぎゅっとしっかり握る。
それをしばらく(3秒ほど)続けた後、弱める。

つまり握る強さのメリハリをつけると、
相手は、心を開いてくれるそうです。

たかが握手ですが、欧米の文化では、
非常に重要なようです。

そうそう上の握手について教わった
ビジネスマナーの専門家に注意されたのは、
日本人にありがちな握手の際の失敗。

握手しながら、お辞儀をすること(頭を下げること)。

欧米人相手にこれをすると、目が合わないので、
真意がわからないとか、不快に思われたりします。

頭を下げず、相手としっかり目を合わせて、
握手するというのが大切とのことです。

今回の首脳会談では、二人とも
しっかり目を合わせていましたね。

首脳会談が成功することを祈ります。

日本経済新聞
《米朝首脳会談「完全な非核化」焦点 》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31643900S8A610C1MM0000/?ap=1&nf=1

記事中の動画を見ると、
上に書いた感じと少し違っています。
二人とも歩み寄りながら、金正恩委員長が
先に大きく右手を前に差し出し、それを
トランプ大統領が受け止めるような感じです。

またトランプ大統領は左手で委員長の右肩、
上腕部を触れています。
(アメリカで「政治家の握手」と呼ばれるのは、
両手で相手の手を包み込む握手。
これはビジネスの上では余り良くない。
トランプ大統領のように相手の前腕部を触るのはOK)

トランプ大統領は手を少し引き寄せ、
若干、握った手を上にあげた感じがします。
(委員長の心臓の高さくらい)

また握りあった手を二人とも揺らして、
力を入れています。
握り合っていたのは13秒ほど。

その間、ずっと二人は目を見ながら、
言葉を交わしていますが、主に言葉をかけ、
リードしていたのは大統領のようです。

最後、手を離しながら、マスコミがいる正面に
向きを変えるよう、促したのも大統領でした。
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nikitoki

2018年6月12日朝日新聞夕刊では、《赤いネクタイ姿のトランプ氏は、手を上から押しつけるおうに握るやり方ではなく、水平に差し出した。そして語りかけながら、左手を正恩氏の右ひじあありに回して触れた。トランプ氏特有の、親しみを示すしぐさだ。》と、最初の握手の場面について記述しています。
by nikitoki (2018-06-13 00:37) 

nikitoki

2018年6月12日、東京新聞夕刊。《午前九時すぎ、向かって右から濃紺のスーツに赤いネクタイ姿のトランプ氏、左から黒い人民服を着た正恩氏が姿を見せた。先に手を差し伸べたのはトランプ氏。相手をぐいと引き寄せる強引な握手で知られるが、この日は下から手のひらを向け丁寧さもにじんだ。応じた正恩氏は笑みを見せたものの、表情は硬いまま。》と描写されています。
by nikitoki (2018-06-13 11:44) 

nikitoki

2018年6月13日、読売新聞では《「大統領にお会いできて嬉しいです」 金正恩氏はトランプ氏から手を差し伸べられると、こうあいさつし、トランプ氏の手を握った。 握手は13秒間続き、両首脳は互いの真剣さを推し量るように見つめ合った。 トランプ氏は各国首脳との会談で自らの力を誇示したり、親愛の情を伝えたりするため、握手を重視しているとされる。2017年2月、安倍首相との会談では冒頭の握手が19秒に及んだ。 フランスのマクロン大統領とは会談の度に互いに手を強く握りある「握手合戦」をすることで知られている。 13秒間の握手にはトランプ氏が今回の会談にかける意気込みの強さが表れたとみられる。》と記されています。

by nikitoki (2018-06-13 11:50) 

nikitoki

2018年6月13日、産経新聞。《会談の主導権めぐる「攻防」 余裕をみせたトランプ氏、要所で「戦術的勝利」を手にした金正恩氏》と、
ボディランゲージを中心にした2人の主導権争いについて書いています。
https://www.sankei.com/world/news/180613/wor1806130005-n1.html
by nikitoki (2018-06-13 14:21) 

nikitoki

相手に優位に立つという場合、重要な要素の一つが身長。高い方が優位性た高いとされています。金正恩委員長の身長は公式には170センチ、トランプ大統領は190センチ。二人が一緒に並んだ映像では20センチもの差は感じられませんでした。報道の中には金委員長が上げ底のいわゆる“シークレットブーツ”を履いていたのではないかとの疑惑がありました。実際、どうなんでしょうか。

by nikitoki (2018-06-13 19:11) 

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