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世田谷、杉並、平泉などご当地ナンバー、10個認可。「世田谷」ナンバー反対の理由は? [気になるニュース]

国土交通省は2013年8月2日、新たな自動車の
「ご当地ナンバー」を発表しました。

東京都は「世田谷」「杉並」。
このほか、岩手県の「盛岡」「平泉」、福島県の「郡山」、
群馬県の「前橋」、埼玉県の「川口」「越谷」、
愛知県の「春日井」、鹿児島県の「奄美」と
あわせて10個。

奈良県橿原市など4市町が求めていた「飛鳥」は、要件の一つである、登録台数10万台を満たさないとして
認められませんでした。

ただ、対象となる地域を増やすなどして、
10月末までに申請があれば再度導入を検討するとのこと。

新たな10個の新ナンバーのうち、世田谷ナンバーについては、
地元の一部の住民が、導入に反対し、国に承認の差し止めを求める訴訟を
8月1日に東京地裁に起こしています。

太田国土交通大臣は、世田谷区のアンケートで8割が導入賛成
との結果が出ていて、地域住民のニーズがあるので認めた
と説明しています。

導入時期は来年度、2014年・平成26年度中の予定です。
なお「ご当地ナンバー」は、今回が2回目。

1回目には、仙台、会津、つくば、伊豆、
そして「富士山」など19地域で導入されています。

《ご当地ナンバー(第2弾)の導入地域の決定について》
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha06_hh_000039.html

《新たな地域名表示ナンバープレートの導入について》
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090729_.html
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/09/091130_2_.html

○「世田谷」ナンバーの導入反対の区民の方の言い分
 区民23人が、申請を認めないよう
 東京地裁に行政訴訟を1日起こした。

 原告側の主張
 「世田谷区は住民の約8割が賛成としているが、
 アンケートの回答者の4割近くは免許を持たず、
 7割以上が60歳以上の高齢者で偏りがある」。
 すなわち、住民の意向を十分に調べていないこと
 (アンケートの不透明さ)を理由の一つにあげています。

 続いて、長年、ブランド価値を持つ「品川」ナンバーに愛着を持っていること。
 ちなみに、1962年・昭和37年に「品」で登場。2年後には現在の「品川」に。
 都道府県以外の地名を使った最も古いナンバーの一つ。

 また、「世田谷」ナンバーが導入された場合、住所が特定され
 プライバシーや平穏な生活が奪われる危険性があると訴えています。

 個人的な話で恐縮ですが、
 以前、世田谷区で仕事場を持ち、自動車を保有していました。
 そのときは「品川ナンバー」。
 (現在は別の区に在住していますが、「品川ナンバー」です)

 けれど、もし当時、世田谷ナンバーがあったら、
 そちらの方が良かったかも。
 確かに東京で「品川」ナンバーはブランドですが、
 「世田谷」ナンバーもそれに負けないくらい
 ブランドになるような気がしますね。
 
 また「世田谷」ナンバーで住所が特定されるというのも……。
 
 確かに、「品川」ナンバーの場合、複数の区・地域にまたがっているので、
 その車の所有者が品川区に住んでいるのかどうかはわかりません。
 (千代田区・中央区・港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区、
  さらに伊豆諸島・小笠原諸島も含む。そういえば、この地域以外の
  人で「品川」ナンバーが欲しい人が、わざわざ車庫を上記地域にする
  「車庫飛ばし」なんてこともありましたね。今でもあるのかな?)

 「世田谷」ナンバーだと、
 確かに世田谷区と特定されるかもしれませんが、
 世田谷区は広いですからねー。 
 (「世田谷ナンバーだと、車上荒らし、いたずらにあいやすいなど
  防犯上、支障がある」とテレビのインタビューで
  答えられていた区民の方もいました)

○原告団代表の方は、記者会見で、解決策として、
 「品川か世田谷かを選べる制度にすべきだ」とおっしゃっていたよう。

「世田谷ナンバー新設を反対する会」
http://setagaya-number.com/

○反対する会の賛同者には、
 俳優の岩城滉一さん、俳優の船越英一郎さん、 
 木の実ナナさん、作家の江國香織さんなど。

○アンケートのやり方が代表的ですが、世田谷区や商工会議所など、
 導入を勧める側に大きな不信感を持っているようです。

○なお世田谷ナンバーが導入した後でも、
 現在、品川ナンバーに乗っている場合、変更を希望しなければ、
 車検を通してもそのままの品川ナンバーで使用可能。
 (新車購入の場合は「世田谷」ナンバーに)
 変更を希望すれば、世田谷ナンバーに変更可能(有料)。

○そもそもご当地ナンバーの創設の目的、メリット 
 「地域振興や観光振興」。

○同じ東京都で、今回、ご当地ナンバーが認められたのが「杉並」。
 こちらでは、反対意見はほとんどないよう。
 現在、杉並区は、「練馬」ナンバー。
 そこからの独立になります。

世田谷区のサイト
《「世田谷ナンバー」を実現させよう!》
http://www.city.setagaya.lg.jp/2015/2016/d00122695.html
チラシ「世田谷ナンバー実現させよう」
http://nogetyoukai.web.fc2.com/aa25.2.22setagayananba.pdf



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