政治犯って何? 靖国神社に放火した中国人を韓国の高裁が政治犯と認め、中国へ移送。 [気になるニュース]
靖国神社に2011年12月に放火。
その後、2012年1月、ソウルの日本大使館火炎瓶を投げ、
懲役10カ月の実刑を受け、服役した中国人の劉強元受刑者。
日本側が、犯罪人引き渡し条約に基づく、引き渡しを求めたため、
元受刑者は、ソウルの拘置施設から釈放後も、
中国大使館の施設へ移り、引き続き韓国に滞在し、
裁判が行われていました。
その裁判で、ソウル高裁は、
放火は従軍慰安婦問題での日本の態度に抗議する目的があり、
劉元受刑者は「政治犯」と認め、引き渡しを拒否する決定を出しました。
決定を受け、劉強元受刑者は、
すでに韓国を離れ、中国・上海に帰国しています。
日本と韓国の間には、犯罪人引き渡し条約があり、
原則として、互いの国に犯罪人を引き渡す取り決めとなっています。
しかし、引き渡しを拒否できる例外があります。
その1つが、政治犯の場合。
今回、劉強元受刑者は、祖母が「従軍慰安婦」であり、
従軍慰安婦問題での日本の態度への抗議するため、
政治的アピールとして、
日本軍国主義の象徴である靖国神社に放火した
と主張していました。
これをソウル高裁を認めた形です。
この劉強元受刑者の引き渡しに関しては、
中国政府が、日本への引き渡しを行わないよう、
韓国に対し、求めていました。
韓国政府は、ソウル高裁が政治犯と決定したことを、
日本は尊重すべきとしています。
安倍総理は、元受刑者は政治犯にあたらないとし、
今回の決定は極めて遺憾であり抗議したいとしています。
日本と中国との間には、犯罪人引き渡し条約は結ばれておらず、
今後、日本の官憲は、靖国神社への放火事件に関する取り調べを
行うことが事実上、不可能となります。
なお劉強元受刑者は、「法治国家である韓国が法に基づき
公正に裁判をしてくれたことに感謝する」と今回の決定を評価、
さらに帰国後、韓国紙・中央日報の電話取材に対し、
「日本は今回の事件を機に従軍慰安婦問題をはじめ
歴史問題をあらためて認識するべきだ」と述べています。
○元受刑者の法廷での放火の動機の主張
「祖母が元日本軍慰安婦だが、元慰安婦問題など
歴史問題への日本政府の対応に憤った」。
(上海は、元受刑者の韓国人の祖母が、
1942年に日本従軍慰安婦として連行され定着したところ。
現在、受刑者の母、また娘が暮らしているとのこと)
○ソウル高裁の判決
「靖国神社は、周辺国の反発の中、日本の閣僚が参拝を続けるなど
国家施設に相当する政治的な象徴性がある。
「過去の日本政府の認識と政策に怒りを感じ、政策を変化させようとした」
「政治的大義のために行われた」
「犯行は政治的なもので、日本へ引き渡せば、韓国の憲法理念や
大多数の文明国の普遍的価値を否定することになる」。
「日本と、韓国、中国の歴史認識の違いや対立といった政治的状況も考慮した」
政治犯とは、大辞林によれば、
「政治上の主張を貫くためになされた行為が
法に触れたことによって成り立つ犯罪。また,その犯人」。
反政府的な言動、態度をとり、抵抗運動・反政府活動などを
展開したことで、逮捕状が出ていたり、刑務所などに身柄を
拘束されている人で、「思想犯」とも言われます。
コトバンク 政治犯
http://kotobank.jp/word/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%8A%AF
犯罪人引き渡し条約で、政治犯を引き渡しの例外としているのは、
政府により、政治的な思想信条の問題で迫害を受けることを防ぐという趣旨。
靖国神社への放火をもって、
日本政府は、彼を政治犯として迫害の対象とする
危険性があるのでしょうか?
あくまでも日本政府は、刑事事件である
放火事件を取り調べようとしているだけと思われるのですが。
今回のソウル高裁の決定は、どうにも理解できません。
○中国外務省の華春瑩報道官は、定例記者会見で、
ソウル高裁の決定を歓迎すると表明。
○中国のインターネットでは、帰国した元受刑者を、
英雄視する意見が数多く寄せられている。
○尖閣諸島での漁船衝突事件の中国人船長帰国の時と、
同様な反応。
わかりやすい政治犯の例
○「中国共産党はチベット族への弾圧をやめよ」と
抗議活動をして、収容所に収容されているチベット人。
○韓国では民主化と統一のための運動が、
激しく弾圧されていた。
そのため、統一・民主化運動を行い、
逮捕されたものが多数存在した。
(在日韓国人を含む)
○在日韓国人政治犯29人の釈放運動が行われた。
その中に、北朝鮮のスパイで、日本人拉致に関わった
辛光洙が含まれていた。
要望書に署名した1人に菅直人元総理がいる。
その後、2012年1月、ソウルの日本大使館火炎瓶を投げ、
懲役10カ月の実刑を受け、服役した中国人の劉強元受刑者。
日本側が、犯罪人引き渡し条約に基づく、引き渡しを求めたため、
元受刑者は、ソウルの拘置施設から釈放後も、
中国大使館の施設へ移り、引き続き韓国に滞在し、
裁判が行われていました。
その裁判で、ソウル高裁は、
放火は従軍慰安婦問題での日本の態度に抗議する目的があり、
劉元受刑者は「政治犯」と認め、引き渡しを拒否する決定を出しました。
決定を受け、劉強元受刑者は、
すでに韓国を離れ、中国・上海に帰国しています。
日本と韓国の間には、犯罪人引き渡し条約があり、
原則として、互いの国に犯罪人を引き渡す取り決めとなっています。
しかし、引き渡しを拒否できる例外があります。
その1つが、政治犯の場合。
今回、劉強元受刑者は、祖母が「従軍慰安婦」であり、
従軍慰安婦問題での日本の態度への抗議するため、
政治的アピールとして、
日本軍国主義の象徴である靖国神社に放火した
と主張していました。
これをソウル高裁を認めた形です。
この劉強元受刑者の引き渡しに関しては、
中国政府が、日本への引き渡しを行わないよう、
韓国に対し、求めていました。
韓国政府は、ソウル高裁が政治犯と決定したことを、
日本は尊重すべきとしています。
安倍総理は、元受刑者は政治犯にあたらないとし、
今回の決定は極めて遺憾であり抗議したいとしています。
日本と中国との間には、犯罪人引き渡し条約は結ばれておらず、
今後、日本の官憲は、靖国神社への放火事件に関する取り調べを
行うことが事実上、不可能となります。
なお劉強元受刑者は、「法治国家である韓国が法に基づき
公正に裁判をしてくれたことに感謝する」と今回の決定を評価、
さらに帰国後、韓国紙・中央日報の電話取材に対し、
「日本は今回の事件を機に従軍慰安婦問題をはじめ
歴史問題をあらためて認識するべきだ」と述べています。
○元受刑者の法廷での放火の動機の主張
「祖母が元日本軍慰安婦だが、元慰安婦問題など
歴史問題への日本政府の対応に憤った」。
(上海は、元受刑者の韓国人の祖母が、
1942年に日本従軍慰安婦として連行され定着したところ。
現在、受刑者の母、また娘が暮らしているとのこと)
○ソウル高裁の判決
「靖国神社は、周辺国の反発の中、日本の閣僚が参拝を続けるなど
国家施設に相当する政治的な象徴性がある。
「過去の日本政府の認識と政策に怒りを感じ、政策を変化させようとした」
「政治的大義のために行われた」
「犯行は政治的なもので、日本へ引き渡せば、韓国の憲法理念や
大多数の文明国の普遍的価値を否定することになる」。
「日本と、韓国、中国の歴史認識の違いや対立といった政治的状況も考慮した」
政治犯とは、大辞林によれば、
「政治上の主張を貫くためになされた行為が
法に触れたことによって成り立つ犯罪。また,その犯人」。
反政府的な言動、態度をとり、抵抗運動・反政府活動などを
展開したことで、逮捕状が出ていたり、刑務所などに身柄を
拘束されている人で、「思想犯」とも言われます。
コトバンク 政治犯
http://kotobank.jp/word/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%8A%AF
犯罪人引き渡し条約で、政治犯を引き渡しの例外としているのは、
政府により、政治的な思想信条の問題で迫害を受けることを防ぐという趣旨。
靖国神社への放火をもって、
日本政府は、彼を政治犯として迫害の対象とする
危険性があるのでしょうか?
あくまでも日本政府は、刑事事件である
放火事件を取り調べようとしているだけと思われるのですが。
今回のソウル高裁の決定は、どうにも理解できません。
○中国外務省の華春瑩報道官は、定例記者会見で、
ソウル高裁の決定を歓迎すると表明。
○中国のインターネットでは、帰国した元受刑者を、
英雄視する意見が数多く寄せられている。
○尖閣諸島での漁船衝突事件の中国人船長帰国の時と、
同様な反応。
わかりやすい政治犯の例
○「中国共産党はチベット族への弾圧をやめよ」と
抗議活動をして、収容所に収容されているチベット人。
○韓国では民主化と統一のための運動が、
激しく弾圧されていた。
そのため、統一・民主化運動を行い、
逮捕されたものが多数存在した。
(在日韓国人を含む)
○在日韓国人政治犯29人の釈放運動が行われた。
その中に、北朝鮮のスパイで、日本人拉致に関わった
辛光洙が含まれていた。
要望書に署名した1人に菅直人元総理がいる。
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