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首都直下地震、震度見直し。江東区、江戸川区などで震度7。文部省がデータ公開。 [気になるニュース]

文部科学省の「首都直下地震防災・減災特別プロジェクト」の研究チームは、
東京湾北部地震の各地の揺れを再計算し、最新の震度分布地図を公表しました。

同じ地震の想定震度は、2004年に公開されていますが、
最新の調査にょり、北米プレートとフィリピン海プレートの境界面が、
従来考えられていたものより、5キロから10キロ、浅いことがわかり、
震度が強くなっているところが増えています。

従来、震度6強であった地域で、震度7となった場所が出ています。
例えば、東京都江戸川区、江東区、大田区、川崎市などの一部。

震度7となった地域では、古い木造建物など倒壊の危険性が
格段に増し、被害想定も増えています。

また震度6強の地域も、2004年度想定に比べて倍増。
東京23区の大部分、横浜市、川崎市、千葉市などに広がっています。

なお、今回の震度分布地図の計算結果はあくまでも試算であり、
数キロメートルの誤差を含むとされ、市町村単位の震度は発表されていません。

○首都直下地震は、東京北部地震を含め、18通りの発生領域が想定されている。
 その中で、東京湾北部地震は、被害が最も大きくなると考えられている。

○東京湾北部地震 
 M7.3を想定。北米、フィリピン海プレートの境界面で起こる。
 震源の深さは、20~30キロメートル。(従来より約10キロメートル浅い)
 震源が浅くなったことで、従来の想定と同じ地震規模でも、震度は強くなる。

○首都直下地震で、震源が千葉県西部、東京都北東部の場合でも、
 東京都の湾岸地域などで震度7が予想されている。

○震源が千葉県北西部の深さ30~40キロのプレート内部、
 M7・1の地震が発生した場合は、茨城県南部で震度7と予想。

○なお震度7は、国内の揺れの尺度で最大。

○震度分布図
 文科省
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/
《首都直下地震防災・減災特別プロジェクトにおける震度分布図の公表について》
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/1319353.htm

《特記事項
 以上のように、今回の試算は多くの仮定に基づいているので、
 結果の中で強い揺れが予測された地域だけ  将来の地震災害に備えれば良いということを意味しない。  南関東のどこでも首都直下地震による強い揺れに備えるべきである。

《首都直下地震防災・減災特別プロジェクトにおける震度分布図》
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/__icsFiles/afieldfile/2012/03/30/1319353_01.pdf

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