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エリザベス女王はアイルランドで併合、支配を謝罪したのか? [気になるニュース]

エリザベス女王が、イギリスの君主としては、
1911年に祖父ジョージ5世が訪れて以来100年ぶりに、
アイルランドを公式訪問されました。

ジョージ5世が訪問した時は、
アイルランドは、イギリスの一部だったのですね。

今でも北アイルランドはイギリス領。
それを除くアイルランドがイギリスから独立したのは1937年。

アイルランドのイギリス支配は、12世紀以降続きました。
(北アイルランドは以前、支配)

このエリザベス女王のアイルランド訪問は、
イギリス、アイルランドという当事国以外に、
韓国のメディアが高い関心を示していたそう。

産経新聞の韓国・ソウルの黒田勝弘特派員は、
5月21日のコラムで書いています。

長年にわたってイギリスに併合・支配されたアイルランド。
支配した側のイギリス君主が、それについて公式晩餐会の席で
謝罪をするか、そこに韓国メディアは注目したのだとか。

女王は、《過去の歴史で苦難に遭ったすべての人びとに
「心からの配慮(sincere thoughts)と深いお悔やみ(deep sympathy)を表する」
というものだった。》

黒田氏は、
《日本の天皇陛下も韓国の大統領を迎えての晩餐会では
過去について「痛惜の念」を表されたことがあるが、
国際的にはこうした間接的な言葉が通り相場ということだろう》と
書かれています。

その上で、韓国は《いつも直接的な「謝罪と反省」を要求する国際的な異例を繰り返し、
日本も「謝罪と反省」を言葉や文書で繰り返すという異例の対応をしてきた》、
《国際的にはきわめて“特殊な間柄”》であると。

アメリカが、日系人収容に関し、
謝罪と補償を行なったこと、
また黒人奴隷制度についても、上下院が謝罪決議を行なったことは、
知っています。

では世界の中で、併合、支配、植民地支配に関して
謝罪、補償した国はあるのでしょうか?

インドネシアを350年ほど植民地支配したオランダは、
2005年、植民地支配と軍事攻撃について
深い遺憾の意を表明し、公式に謝罪しています。

またイタリアは、アフリカのリビアを植民地支配していましたが、
2008年に投資を行なうことを表明しています。

こちらは、植民地支配の補償というより、
エネルギー確保のための投資という側面が強いよう。

イタリアがリビアに投資。植民地支配への補償?

オランダの場合も、「深い遺憾の意」で、
補償には踏み込んでいないよう。

黒田特派員が書くように、何度も日本に、
謝罪と反省を求め、日本の歴代首相が、
それに応えているという日韓両国の関係は、
異例であるのは確かなようです。



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