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オーケストラで音合わせの時に、オーボエを基準にする理由は?

芸術の秋。
ホールでオーケストラでクラシック音楽を楽しむ。

いいですね。
昔は、よく行っていたのに最近は、ご無沙汰だなー。

個人的な感慨はともかく、
コンサートの前に、オーケストラのメンバーが
音合わせというのをやりますね。

その時に最初に音を出すのは、オーボエ。

皆さんは、どうしてオーボエなのかご存じですか?

自分も知っていたつもりだったのですが、

その答えをくつがえす理由を、オーボエ奏者の渡辺克也さんが、
2010年10月31日の産経新聞に書かれていました。

《オーボエ奏者渡辺克也のベルリン音楽旅行》
《音合わせで使われる理由》。

自分は、これまで、
《「オーボエの音程が一番安定しているから?」》と思っていました。

例えば、
《オーケストラの音合せをオーボエがリードする理由は?》
http://www2.yamaha.co.jp/u/musicoasis/kangakki/oa0007.html
では、
《木管楽器は、こうした音程の変動が少なく、中でも管体の木質が厚いオーボエは
最も音程が安定しています。しかも、「ラ」(A)の音のあたりが一番安定しているため、
オーケストラの音合わせの標準楽器として最適とされているのです。》
と書かれています。
(参考資料:橋本尚著『楽器の科学』1979年、講談社ブルーバックス)だとか。

しかし渡辺さんは、上の問いに対し、
《いいえ、オーボエは音程が非常に不安定な楽器で、中でもあのAの音
(ハ長調のラ)はちっとも安定した音ではございません。》

他の楽器が合わせてくれるわけでもなく、
《オーボエの音が、例えばホルンとは対照的に、輪郭がはっきりしていて
抜群に音程を聞き取りやすいやか、というのが正しい答えです。》

へー、聞き取りやすいからですか。

すいません、産経新聞のこの連載、ネットにあがっていました。
上の記述の後、音合わせの難しさが書かれています。

2010年10月31日、
【渡辺克也のベルリン音楽旅行】音合わせで使われる理由
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/101031/msc1010310757000-n1.htm

ヤマハの別のサイト。こちらは、2説、渡辺さんが最初に
二つあげた説を記述しています。(音程が安定、逆に不安定)
《鳴るほど 楽器解体全書》《オーボエ》
http://www2.yamaha.co.jp/u/naruhodo/06oboe/oboe4.html

今や、娘さんの方が有名(?)となったオーボエ奏者の宮本文昭さんの一冊。
この話題はでていたかな?
オーボエとの「時間(とき)」》(アマゾン)

宮本文昭の名曲斬り込み隊》(アマゾン)
 
久しぶりにオーケストラ、聞きに行きたいですね。


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