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「ひみつのアッコちゃん」には、小さい頃なくなったお姉さんがいた。

朝日新聞の夕刊の連載「ニッポン人脈記」は、
《いつもアニメが》と題して、アニメに関わる人達を紹介しています。

2010年3月25日はその5回目で、《魔女っ子だって悩んでいる》
との見出しで、女の子向けの「魔女っ子もの」について取り上げています。

「魔女っ子もの」といえば、「魔法使いサリー」。

これが大ヒットして、続いて「ひみつのアッコちゃん」が誕生します。

そのテレビアニメの脚本を手がけたのは、
雪室俊一さん。

あのアッコちゃんの呪文「テクマクマヤコン」は、
《「テクニクスなんとか、とつぶやくうちに出てきた。
間に合わせのつもりだったのが、
こんなに有名になるなんてね」》と証言されています。

以前のインタビューでは、この変身するときの呪文は、
「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」を略したもので、
元に戻るときの呪文「ラミパス ラミパス ルルルルル」は、
「スーパーミラー」を逆から読んだものと答えられていたように
覚えています。

雪室さんは、
《事故で死んだ友達に本を返したくて天国へ行こうとする少年や、
生後すぐ死んだ姉がいたことを知って揺れるアッコなど、
ホロリとさせる話を多く書いた。》

皆さんは、この2つめのエピソードをご存じでしたか?

第41話 あたしはどうして?
http://www.dmm.com/monthly/toei_akko1/detail_05_html/=/ch_navi=/

アッコちゃんの苗字は、鏡にちなんで、加賀美でした。
名前は「あつ子」。

この名前の由来を調べるという宿題が出されます。
アッコちゃんが、母親(お父さんは船長で不在がち)に、
名前の由来を尋ねるのですが、教えてくれません。

そこでアッコちゃんは、静岡のお祖母ちゃんの所に聞きに行きます。

《祖母は、アッコには生まれて間もなく亡くなった姉がいた、
という事実を教えてくれた。》のですね。

自分はその姉の替わりかと傷ついたアッコちゃんですが、
その後、お祖母さんと、お母さんから、
いかに自分が生まれて喜ばれたかを聞き、
生まれてきたことに感謝し、亡くなった姉の分まで生きることを、
墓前で誓うのでした。

このお話を覚えているのは、個人的な事情があります。
母は一人娘だったのですが、実は、小さい頃に亡くなった兄がいたのだそう。

このテレビをきっかけに、話してくれたように覚えています。
(もっとも別の機会に話してくれたのかもしれませんが、
自分の記憶ではそのようになっています)

さすがにアッコちゃんのように、同性ではなかったので、
同じ名前にするのは、無理だったようですが。

昔は、乳幼児の死亡率が高く、小さい頃に亡くなった子どもの
名前を後で生まれた子に付けることもままあったようです。

戸籍上、同じ名前を兄弟姉妹につけられるのかという問題はあります。
同一戸籍に同じ名前を付けることはできないようです。

しかし亡くなっている場合は、同一戸籍でないので、付けることは可能。

漢字が同じで、読みが違う場合はダメ。
読みは同じでも漢字が違う場合はOK。

ちなみに戸籍は違っていましたが、
母と親戚の義理の叔母さんは漢字が同じで読みは別。
読みが違っていたので、親戚中での混乱はありませんでした。

戸籍が違っているので、祖父母の名前と同じ孫もOKです。
有名な所では、秋篠宮紀子妃殿下。
父方のお祖母様は、川嶋紀子さん。
同じ漢字で、お祖母様は「いとこ」と読まれていたようです。

紀子妃殿下の命名の由来ですが、
そもそも川嶋家の本籍地が和歌山県(紀州)であること、
お祖母様のような女性になってほしいとの願いを込め、
名付けられたと伝えられています。

お祖母様は、雲の絵で知られており、
山梨県北杜(ほくと)市に、「川嶋紀子雲の絵美術館」があります。
http://www.y-shinpou.co.jp/MUSEUM/kawasima.html


「ひみつのアッコちゃん」
http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/akko/

原作漫画の「ひみつのアッコちゃん」の秘密がわかるサイト。
http://www.koredeiinoda.net/akko.html

ちなみに、「ひみつのアッコちゃん」の
そのエピソードを見たときか、その前だかに、
自分の名前の由来を尋ねました。

文字通りの意味で、あまりにストレートで、
ちょっとがっかりしたのですが、一応、地元で評判の
占い師だか、名付けの専門家(?)にお金を払って、
いくつか候補をあげてもらったそう(3つほど)。

それを選ばず、両親が考えた名前にしたようです。

今はその候補の名前も覚えていないのですが、
そのときは、そちらの方がかっこよい名前だったように
思えて、残念だったのですけれど。

今は、そうした他人に頼らず、
自分たちで付けるカップルがほとんどのよう。
しかし、中には、ちょっとこれは…と思う名前も多いですけれど。

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ちなみついでに、松山に住んでいる父の姉の子ども、
つまり自分にとっては、父方の従兄弟は、姉と弟の二人。

どちらも結婚したが、相手の姓は、同じだった。
すなわち、二人とも、自分と同じ姓の人と結婚した。
だから姓が変わっていない。
(結婚相手は、全くの他人で親戚ではない)

お姉さんは、男にも女にも付けられる名前で、
旦那さんの名前も一緒だったら困る
なんて話していたが、さすがにそれは免れた。

あれ、同姓同名の人は結婚できるのだろうか?
もしくは、同じ名前の人が結婚して、同姓同名になった場合、
どうなるのだろうか?

例えば、「鈴木晴美」(男)さんと「佐藤晴美」(女)さんが結婚し、
「鈴木晴美」同士になったら…。

あれ、これ有名人でいたような?
誰だっけかな?

とりあえず結婚の場合は、認められるよう。
不便なら、家庭裁判所に改名も申請できるようですね。

http://www.courts.go.jp/saiban/syurui/kazi/kazi_06_20.html


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