2月11日は、万歳三唱の日。正式なやり方はあるのか? [気になるニュース]
なぜ、万歳三唱の日なのか?
それは、日本で初めて、万歳三唱を公式に行ったのが、
明治22年2月11日の帝国憲法発布の祝典だったから、
というのが、定説のようです。
(帝国大学の学生が二重橋で、青山練兵場での祝典に
臨まれる明治天皇の馬車に向けて行ったとか)
《2月11日は万歳三唱の日》
http://ocntoday.blogzine.jp/today/2007/02/211_46d8.html
そんな中、帝国議会の後進である国会で、万歳三唱が話題になっていたようです。
2010年2月12日、毎日新聞。
《万歳三唱:「公式の所作なし」の答弁書、政府が閣議決定》
http://mainichi.jp/select/today/news/20100213k0000m010026000c.html
「天皇陛下御在位20年記念式典」の際における、
鳩山総理の万歳三唱が問題になっていたようです。
自民党の議員が質問。それに対し、
《政府は12日の閣議で、万歳三唱の所作について
「公式に定められたものがあるとは承知していない」との答弁書を決定した。》
木村太郎さんは、《「正式な万歳とは違うように見受けられた。》
とおっしゃっているようですが、正式なとはどんなものなんでしょうね。
万歳三唱に関しては、有名な話があります。
万歳三唱令という公式文書があるというもの。
しかし、これは真っ赤な偽物でした。
《万歳三唱令 を疑ってみよう!》
http://www.ads.fukushima-u.ac.jp/~tsato/sato/rumor/banzai/BANdoubt.html
もしかして、木村議員は、これを正式な公文書として、
正しい万歳三唱のやり方があると思って質問したのかな?
《Yahoo!百科事典》《万歳(ばんざい)》
http://100.yahoo.co.jp/detail/万歳(ばんざい)/
衆議院解散の時に、議員が揃って万歳三唱をしますね。
まもなく、万歳三唱を議場で見ることができるのか、
気になりますね。
永井荷風の「花火」。(日本ペンクラブ 電子文藝館)
《明治二十三年の二月に憲法発布の祝賀祭があつた。》
《又国民が国家に対して「万歳」と呼ぶ言葉を覚えたのも確か此の時から
始つたやうに記憶してゐる。何故といふに、その頃わたしの父親は帝国大学に勤めて
居られたが、その日の夕方草鞋(わらぢ)ばきで赤い襷(たすき)を洋服の肩に結び
赤い提灯を持つて出て行かれ夜晩(おそ)く帰つて来られた。父は其の時今夜は大学の
書生を大勢引連れ二重橋へ練り出して万歳を三呼した話をされた。
万歳と云ふのは英語の何とやらいふ語を取つたもので、学者や書生が行列して
何かするのは西洋にはよくある事だと遠い国の話をされた。》
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/novel/nagaikafu.html
永井荷風の父は、永井久一郎。
ところで、以前、テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されていましたが、
ここ数年、長野県にたびたびお邪魔している自分も、
なんだか、長野はいろんな場面で万歳三唱をするなーと感じます。
《連続転勤ドラマ 辞令は突然に…》《Vol.32「長野県・前編」》
《2009年11月26日(木)放送 》
http://www.ytv.co.jp/kenmin_show/bn/2009/11/1126_drama.html
まもなく大学の合格発表のシーズン。
昔、万歳三唱と胴上げを行うサークルがあったのだけれど、
あれはどうなったのかなー?
おお、MBSでこんな特集が。
万歳を徹底的に調べています。
《早稲田大学バンザイ同盟》もまだあったんですね。
http://banzaibanzai.web.fc2.com/
2009年7月22日。(衆議院解散の万歳にひっかけて)
《Voice!》《■「『万歳』は『お手上げ』ではない!!」》
http://www.mbs.jp/voice/special/200907/22_21979.shtml
万歳の作法は、どこにもなさそう。
早稲田のサークルの作法も彼らの先輩が考え出したんでしょうね。
2006年現在で、768種類のオリジナルバンザイですか。
万歳ではなく、「バンザイ」なんですね。
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