ミニトマトが大量に余ったので、「トマトの味噌汁」を作ってみた。

家の冷蔵庫を見たら、
フィレンツェ在住の友達が来日した時、長野に寄り、
そのお土産としてもらった極上の信州味噌と、
九州の麦味噌がずっとそのままになっていることに気付きました。

さらに野菜室をあけたら、大量のミニトマト。

さらに乾物の保管庫をあけたら、
これまた大量の煮干しとお麩（ハトムギ入り）が。

これらをいっぺんに片付けるのにはどうしたらいいか。

そうだ、久しぶりに「トマトの味噌汁」を作ろうと思い立ちました。皆さんは、トマトの味噌汁を食べたことがありますか？

「え？」と嫌悪の念をもたれたかたもいらっしゃるかも。

ところが、トマトが具の味噌汁は、結構いけるのです。

理論的に言えば、トマトは、旨味の塊なんです。
グルタミン酸が豊富に含まれています。

さらに適度な酸味と甘みが、味噌に合うんですね。

以前、ご紹介した東理夫さんの本にも、すばり
《トマトの味噌汁―食べ物大好きエッセイ (光文社文庫) 》（アマゾン）
という一冊があります。

作り方は非常に簡単です。
煮干しは、頭をとり、腹を縦半分に割り、
苦みがでる内臓と骨を取り、水をはった鍋に入れておきます。

翌朝それを火にかけ出汁をとる。
（出汁はかつおでもいい）

そこにトマトを入れます。
今回はミニトマトなので、半割にしたものを。
大きなトマトなら、乱切りに。

自分の場合は、そこにお麩をいれましたが、
油揚げでも、ナスでも他の野菜を入れてもよし。

少し火が通ったら、後は火を止めて、
適量の味噌をとかし入れ出来上がりです。
トマトは旨味がありますので、
味噌は、いつもより少なめでいいかもしれません。

吸い口は、みょうがの千切りなどがあるかも。

東さんは、レタスを入れるよう。
またきゅうりの薄切り、オクラの小口切りも
トマトとあいます。（まるでサラダみたいですが）

温かい味噌汁でもいいですが、
これから夏にかけて、鍋ごとさまし、
それから冷蔵庫に入れ、冷たいまま飲んでもいけますね。

トマトはまた牛乳とも相性がよいので、
水を半分ほどに減らし、その分を牛乳にしても、
洋風で美味です。

トマトの皮が気になる方は、湯むきして。
また最近は少ないですが、酸味が多いトマトの場合は、
はちみつなど甘みを足すと、酸っぱさが和らぎます。

これから夏、トマトが大量に余った場合は、
トマトのオムレツ、卵とじもお勧めですね。

これは、トマトを乱切りにして、油で炒め、
溶き卵でオムレツにしたり、
中華風に一緒に炒めてしまうというもの。
お試しあれ。

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無塩のトマトジュース、またパスタソース作りに使うトマトの水煮缶。
これを味噌で合わせると、簡単にできる旨味たっぷりのスープとなります。

こちらは、カゴメの「トマトの味噌汁」レシピ。
http://www.kagome.co.jp/recipe/cgi-bin/search.cgi?A=A00816

久留米市の《旬をおいしく　トマト》の中に「トマトの味噌汁」も紹介されています。
http://www.city.kurume.fukuoka.jp/1050kurashi/2110suidougasu/3100ryouri/01.html

なおイタリアンでは、トマトにパルメザンチーズをかけて食しますが、
トマトの味噌汁で試してもいいかも。（自分は未体験）

またトマトと相性のいい、ベーコン、肉類も具としていいかもしれませんね。