マレーシアの格安航空が2009年にも日本に就航。エア・アジアX。首都圏は、茨城空港を使用か？

2008年5月20日は、成田国際空港開港30周年。

羽田空港の国際線の拡大、京成電鉄の新ライナーなど、
成田や日本の空をを取り巻く新たな動きが、いろいろと出ています。

2008年5月20日、日本経済新聞。
《マレーシア格安航空のエア・アジアＸが日本就航》
http://woman.nikkei.co.jp/life/news/article.aspx?id=20080520ax011l1

《マレーシアの格安航空エア・アジアＸは2009年にも、
日本路線に参入する方針を固めた。》

現在、成田の発着枠は満杯。
それに少し余裕が出るのは、2009年以降。
（2010年に滑走路延長の完成で発着枠が1割増加予定）

さてどこに乗り入れるのでしょうか？

《茨城、福岡、名古屋の3空港を候補として検討を始めた。》

なるほど、首都圏では、茨城空港がありました。
こちらは、地元の方以外、余り知名度がありません。
成田の代替空港として売り込んでいますが、
なかなか苦戦しているようです。

海外では、着陸料などの費用が安い、郊外の空港を
格安航空が利用していますので、
成田より茨城空港ということなのでしょう。

すでに茨城空港は、売り込み攻勢をかけているんですね。
ただ茨城にすると首都圏に乗り入れるのは、2009年は無理。
なぜなら茨城の開業が10年3月だから。

エア・アジアXは、記事にもあるとおり、アジアでの格安航空の
最大手エア・アジアが設立した中長距離専門の航空会社。

すでにクアラルンプールとゴールドコースト、杭州の二路線の
運行を行っています。

需要が多い日本路線参入は、以前から狙っており、
クアラルンプールと日本の運賃は、1万8000円などと打ち出していました。

《日本、マレーシア往復1万8000円。空の黒船、来る》

成田空港に比べれば、茨城空港の方が諸経費はかからないでしょうから、
そうした格安運賃も実現できるかもしれませんね。

《アジアの格安航空会社。明暗くっきり。ロンドンー香港格安の
オアシス航空は事実上、破綻。》

茨城空港のサイト。
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/kuko/

茨城県の方々にとっては、茨城空港は、
羽田、成田に比べ相当アクセスが便利になります。
ただ最寄りの鉄道がなく、高速道路、つまり車でのアクセスのみを
前提にしているのがちょっと気がかりです。

仮にエア・アジアX便が茨城空港に就航した場合、
東京、神奈川からだと成田以上に、
アクセスに時間とお金がかかります。

乗るまで、そして降りてからのことを考えると、
首都圏西部からの利用はなかなかに厳しそうです。

コメント 1

5月20日、日経産業新聞によれば、エア・アジアXは、2008年11月から週6便、クアラルンプールとパース間を結ぶ路線を就航予定。路線としては、3路線目。
by nikitoki (2008-05-21 16:46)