黒か白か、白か黒がそれが問題だ。
フリーアナウンサーの小俣雅子さんが、
http://www.up-front-agency.co.jp/artist/omata/
地下鉄の駅などで配布されている「メトロガイド」の2008年4月号の連載
《おまたまさこのおしゃべりがとまらない》で、
《第9喋り 白黒をハッキリさせる》というエッセイを書かれています。
http://www.metroguide.jp/book/index.html
(現在、まだ見られませんが、バックナンバーになると配布されている
紙面がネット上ですべて見られます)
海外からいらして10年、日本語に堪能な知り合いの方が、
未だに慣れないものについてです。
一つは、満員電車。
もう一つが、白と黒だそう。
つまり、白黒コピーと言うべきところを、
黒白コピーと言ってしまうと。
そう英語は、白黒を、Black and Whiteですね。
小俣さんは、フランス語、中国語、韓国語をあげて、
いづれも、黒、白の順になっていると書かれています。
最後に《我が祖国、「白黒」の順番ですという方かいたら教えて下さいね。》
と記されているので、祖国ではありませんが、お知らせします。
イタリア語は、
白と黒の順番です。
つまり、bianco e nero。
スペイン語も白、黒で、bianco y negro。
日本語と同じですね。
ちなみに左右は、英語で
right and left(右、左)
南北はnorth and south(北、南)
東西南北は、north, south, east, west(北、南、東、西)ですね。
イタリア語で、左右は、a destra e la sinistraで右、左。
南北は、nord e sud(北、南)。
東西南北は、nord,sud,est,ovest(北、南、東、西)。
前後は、英語で、back and forth(forward)(後ろ、前)
イタリア語では、davanti e dietro(前、後)。
うーん。規則がよくわからない。
結局は、音、慣用なのかなー。
ところで、白、黒で思い出すのが、猫。
中国のかつての指導者トウショウヘイが言ったとされる、
《白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である》との言葉。
これは、もともとトウ氏の故郷である四川のことわざだとか。
白、黒の順なんですね。
で、もう一つ思い出すのが、エミール・クストリッツァ監督の
《黒猫白猫》(原題: Black cat white cat)
黒、白の順か。
セルビアの映画なんだなー、これ。
クストリッツァ監督の村。
http://www.mecavnik.info/wsw/index.php?p=197
AFP、2008年2月22日、
《コソボ独立反対集会に数十万人、セルビア》
http://www.afpbb.com/article/politics/2353983/2662994
メモ
さっき、TBSのドラマのコマーシャルで、
「こうなったら法廷で白黒つけてやる」って台詞を、
稲垣吾郎君が言っていました。
うん、聞き間違い?
「黒白をつける」ではなかった?
広辞苑第五版だと、《黒白をつける》で出てるなー。
また「くろしろ」という読みの他に、「こくびゃく」と。
大辞泉には、《白黒をはっきりさせる》という例文がありますね。
これは、囲碁から来た言葉かなー?
「烏鷺の争い」は囲碁で闘うこと。
で、烏は、黒で、鷺は白。黒と白ですね。
黒白(こくびゃく)をつけるですねー。
囲碁は、先手が黒で、後手が白。
とすれば、黒、白の順だな。
大舞台 だいぶたい、おおぶたい
大地震 だいじしん、おおじしん
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