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チター職人は、オーストリアに一人? 「世界ウルルン滞在記」が問題に。 [気になるニュース]

ウィーンの新酒ホイリゲの季節がもうすぐです。

以前、ホイリゲとその前段階のシュトゥルム、
さらにチターという楽器とその演奏家アントン・カラスについて紹介しました。
ひな祭り前に、白酒ならぬ濁り酒で一杯やりますか

テレビ番組でチター作りの職人が紹介され、問題となっているようです。

10月27日、産経新聞。
チター「最後の職人」…実は20人!? TBS系番組に物議
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/071027/art0710271930004-n1.htm

問題となったのは、「世界ウルルン滞在記 ルネサンス」の10月7日放送。
http://ururun.com/
(記事には、ルネサンスがついていないがミスと思われる)

そこでオーストリアのチター職人をオーストリア最後のチター職人と表現したことが、
事実に反するとして各所から指摘されているという内容。

ブログへのエントリーに始まり、コメント欄へのチターファンの書き込みで、
この騒ぎが広がったというのが、まさにネット時代ですね。

日本チター協会会長の内藤敏子さんのコメントもでています。
http://www.zither.org/index2.html

さて、10月7日の放送は、番組のホームページを見ると、

《世界ウルルン滞在記“ルネサンス”特別編・未来への記憶》
10/7 (日) 21:00~22:54 (114分)で、スペシャルバージョンだった模様。

「地球上で消えゆくもの、未来に残したいもの」がテーマだったのですね。
チターだけではなく、ブラジルの先住民族の村、
トルコのダムの底に沈む村などが、取り上げられたみたいですね。
http://www.ururun.com/bn/071007.htm
(普通にサイトのトップやメニュにはない。隠しているのかな?)

他とのバランスを見ると、チターがいかにも滅びてしまう
という印象を与えても仕方がないかもしれませんね。

ハープ、ライアー、チター掲示板
http://www.musical.jp/Cgi-bin/x5harp/yybsbs.cgi
にもこの放送について書き込まれています。

ツィター:世界ウルルン滞在記 投稿者:小坂@十勝産 投稿日:2007/10/07(Sun) 21:14 No.3656

現地の方からの情報、さらにテレビ局からの回答が掲載されています。

番組を見ていないので、断定できませんが、
新聞記事、上記の書き込み、番組ホームページなどから判断して、
取材者側が、取材対象の言葉を信じて、裏取りせずに
そのまま使ってしまったということのよう。
さらに、チターの周辺事情については、取材不足だったみたいですね。

あの音色は、独特のもので、非常に感情を揺さぶられるものがあります。
聞きたいなーと思ったら、同じ掲示板の書き込みで、コンサートを発見。

《2007年11月7日 (水) 魅惑のチター〜ヴィリ・フ−バー チターコンサート〜》が、
銀座の十字屋ホールで開かれるんですね。
http://www.jujiya.co.jp/event/simotsuki.html
チターデュオコンサート 投稿者:zitherflute 投稿日:2007/10/14(Sun) 20:59 No.3941

行ってみたいなー。

(十字屋は、フリーアナウンサーの中村江里子さんのご実家)
チター(ツィター)のCDは、結構あるんですが、在庫切れが多いよう。
こちらは、アントン・カラスの演奏。
第三の男~ツィターの世界
こちらは、河野保人さんのベストコレクション。
愛しのツィター 名演集
河野さんも、息子さんの直人さんと、
11月3日に新宿でコンサートを開かれるよう。
《河野保人・河野直人ツィターコンサート「魅惑のツィター名曲集」》
詳しくはホームページで。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~zither/


河野直人さんが、今年の4月に発売されたCD。
名曲がたくさん入っています。
ツィターに恋して


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切り取って整形して伝えるのがお仕事でしょうが、
切り取る前に材料は揃えないとネ。

ところでやはり御福餅もでしたね~。
朝のニュースでnikitokiさんの顔が浮かびました。(知らないけど(笑))
by (2007-10-30 13:19) 

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