台湾、中国本土からの上海蟹の輸入を禁止。今年は国産の上海ガニが? [グルメ]
上海蟹のシーズンを迎えましたね。
しかし今年は、ウナギ、松茸もそうですが、
どうも中国産の食べ物が敬遠されているようで、
いつも連絡を頂く中華料理店から、上海蟹のお知らせがまだ来ません。
(余り利用しなくなったので、お店に見放されたのかも)
10月2日、朝日新聞朝刊、
《上海ガニのいない秋》との記事。
記事は、台湾のお話です。
台湾では、今年、中国産の上海ガニが輸入されないとの内容。
台湾当局が、厳しい検疫基準を採用した所、
上海ガニの養殖に使う薬品も検疫の対象になったのだそう。
ところが、中国側は、手続きがめんどくさいと文句。
台湾側は、異議を認めず。
結局、中国は輸出を中止したとのこと。
なんだか極端なような気もします。
台湾への輸出は、かなりの額になるでしょうに、中止とは!
中国側はほかの所に輸出すればいいと思ったのでしょうか。
丁度、1年前、台湾では、中国の上海ガニから発ガン性物質が発見され、
大きな問題になっていましたから、今回の騒動の根はあったわけですね。
大紀元、2006年10月19日、
《台湾衛生署:中国産上海ガニ、発がん物質を検出》
http://jp.epochtimes.com/jp/2006/10/html/d93302.html
(その前には、香港で、抗生物質入りの上海ガニが問題に)
2006年、エクスプロア上海の中の
《上海蟹を楽しむ》との記事。
上海ガニにまつわる基礎知識が得られます。
http://sh.explore.ne.jp/restaurant/kani.php
いくら美味しいと言っても、それは安全であることが大前提。
中国産の食品がすべてがすべて悪いわけではありません。
しかし、一つあれば、ほかを疑ってしまうのは人情。
上海ガニも今年は、日本でも厳しいシーズンを迎えるのかもしれません。
そうなれば、今年、日本は、以前、
《上海がには、ドイツに限る。安くて美味い「エルベがに」まもなく上陸?》
のエントリーで書いたように、国産の上海蟹の出番ですかね?
追記(10月5日)
NBonlineで
「北村豊=住友商事総合研究所 中国専任シニアアナリスト」さんが、
《一般庶民にはもう「上海蟹」は食べられないのか》というコラムを書かれています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071004/136813/?P=1&ST=sp_china
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