SSブログ

ロシアでは、焼き肉屋、お好み焼き屋は、流行りそうにありません。 [グルメ]

ちょっと前になりますが、8月14日の産経新聞朝刊に、
“新しい日本食” モスクワに讃岐うどん上陸》との記事が。

見出し通り、モスクワに讃岐うどんの店「うどんやさん」が開店したという内容です。

昨日22日の夜、友達夫婦と食事をしました。

日本橋人形町で、日本橋赤ビール、黒ビールをピッツァとともに楽しむ

その旦那は、元ロシア人。
現在、日本の食材をロシアに紹介したり、
ロシアからのビジネスマンを案内したりなどの仕事をしています。
(築地マニアで、マイラーでもある)

銀座で懐石。汐留の眺めのいいバーでイタリア人をご接待
イタリアとロシアのマイレージの達人
イタリア、ロシアのアパート持ちは、次にどこへの不動産投資を狙っているのか?

その彼に、モスクワのレストラン事情について聞いてみました。

まずモスクワは、物価自体が非常に高くなっている。
ホテルもレストランも。(東京などよりはるかに高い。ホテルに泊まるより、
短期滞在者用のアパートが安い。1泊から利用可能)

レストランも、安いところはほとんどない。
ファストフードか高級なレストランに二分されていて、
中間のお店が皆無らしい。
(日本国内の値段とほぼ同じという「うどんやさん」は、
頑張っていますね。まさしくファストフードの鑑?)

レストランで食べるというのは、ハレのことで、
行くなら、しっかりと高級なものを食べる。
それがロシア人の意識なんだそう。

日本食は、記事にもある通り、非常にはやっているが、
日本料理を正式に習った料理人が作っているところは、
ほとんどないと。(ちゃんと修行しているなら、国籍は
問わないのですが…。日本人だって、まともな和食が作れない
料理人はたくさんいますから)

しかし、それでも日本食とあれば、お客は入る。
だが日本人からみると怪しいものがたくさんある。
とにかく「日本食」と名がつけば、うけると。

いつものくせで、どんな業態を持っていけば、儲かりそうか聞いてみました。

イタリアでやったら絶対、儲かる飲食店

まず聞いたのは、焼き鳥。

これは、まあまあの反応。
逆に、ロシアで絶対にダメなものを教えてくれました。

それは、鍋料理。
これは、第一に、みんなで一緒のものをつつきあうというのが、
生理的にダメだからという理由です。
第二は、レストランで自分で料理するという習慣がないので、
面倒くさく感じるから。

ダメな料理その2は、焼き肉。
これは、意外でした。
日本で、焼き肉料理店に連れて行くと、
かなりの確率で、外国人にもうけるのに。

理由は、鍋に記したのと同じで、レストランに行き、
自分で料理するという習慣がないから。
店まで行ってなんで、自分で調理(ただ焼くだけですが)しないと
いけないのか? と思うらしいです。

ロシアで受けそうにない日本の料理、その3は、お好み焼き。
これも上と同じ理由です。

それならと、自分で焼くのではなく、
お店の人に焼いてもらうのはどうか?

これもダメらしいですね。
なぜなら、お店の人が、食べる席にずっといられると、
落ち着かないし、大事な話ができないから。

うーん、難しい。

そうそう以前にも記しましたが、和菓子はいいみたいです。
健康、ローカロリーというイメージで、綺麗でもあり、
あれば、売れてしまうのだそう。

和菓子屋さん、和菓子職人の方、
資源バブルで急成長している、ロシアへの進出、いかがでしょうか?

「うどんやさん」には、うどんだけでなく、カレーや丼物もあるとか。
これは、結構、行けそうかもしれませんよ。

ところで、モスクワをはじめとしたロシアに、
観光で、いらっしゃるという方に、一つご注意を。

それは、滞在登録制度にまつわる警察官の「不正」です。

ロシアには、滞在登録制度(現在は、到着通知)というものがあり、
旅行客も含めて、手続きをしないといけません。

最近、この取り締まりが強化され、警察官が旅行客に、
「罰金」をせしめる事件が頻発しているらしいのです。
(見逃すかわりに、金を払え)

滞在登録制度については、
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/info_S_i.asp?id=178&num=3
到着通知(在ロシア日本国大使館)
http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/oshirase/20070618.html
モスクワ安全滞在マニュアル(在ロシア日本国大使館)
http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/anzen/anzen.html

またパスポートに関しても、厳格に調べられ、少しでも不備があると、
入国できず、日本に送還される恐れがあります。
入国してからも、常に外国人(旅行者)は、パスポートを身につけている
必要があり、それを怠ると、警察に連行されるなどの事態が生じます。
(警察官が、外国人に対しても、頻繁に職務質問を行う)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/spot_top5.asp?id=178&num=4

くれぐれもご注意ください。
(ロシアは、旅行者に対する管理が厳しくなっているが、
ほかの旧ソ連の国々は、逆にビザを廃止するなど、受け入れ体制を調えている)

他の留意点
《ロシア・NIS諸国:国際出会い系サイト詐欺に対する御注意(2006/10/23)》
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/spot_top5.asp?id=178&num=5
ロシアのジュリアからの悩ましいメール》(弊ブログ2006年9月22日のエントリー)


 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(4) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 4

トラックバックの受付は締め切りました