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近所のビストロで魚のアヒージャを頼んだら……。うなぎの稚魚「モドキ」製品の正体は? [グルメ]

先日、明治座観劇の後、
近所のフレンチビストロへ行きました。

そこは、人形町にあるスペインバルの
姉妹店でもあるので、メニューに、
「魚のアヒージョ」が出ていました。

注文して、しばらくして
出てきたものを見てびっくり。「あれ、うなぎの稚魚じゃない……」。

そう食べてみたら、中身は、
イカとアジだったのですね。

アヒージャは、ご存じのように、
オリーブオイル、ニンニクなどで、
煮込んだスペイン料理。

具としては、魚、海老、キノコなどがありますが、
有名なのが、ウナギの稚魚。

なので、てっきり「魚の……」を、
ウナギの稚魚と思い込んでしまったのでした。

店の人は、
「今は、うなぎの稚魚が高くて……」。

そうでした、そうでした。

今年の夏は、ウナギが不足して、
かば焼きが高値になったり、
老舗の鰻屋が閉店したり
といったことがありましたね。

全世界的にウナギは、絶滅の危機にあり、
漁獲制限がかかっているのでした。

もともとウナギの稚魚の料理は、
スペインでも高級料理。
それが、近年の品不足で、
より高価な料理になっているとのこと。

このため、ずいぶん前から、魚のすり身を使った
ウナギの稚魚モドキで代用しているとのこと。
(SURIMIなんて書いているとか)

なるほどねー。
日本だと、シラスを
使ったりしているお店も多いですね。
(高知の「のれそれ」を使っているところも。
これは、マアナゴ・クロアナゴの幼生)

ちなみに本物のウナギの稚魚(アングーラス)は、
キャビア、フォアグラ、トリュフなどと並ぶほどの価格だそう。

ネットで探してみたら、
115グラム入りの
オリーブオイル漬けの缶詰で、1個5250円でした。

うーん、これじゃ、ビストロとは言え、
580円では出せないよなー。

スペインの高級珍味【アングーラス缶詰】★うなぎの稚魚のオリーブ油漬け。南欧料理になくてはならない素材です。缶詰タイプで大変便利。》(楽天)





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