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イタリア旅行、町の守護聖人を覚えておくと役立つ。聖ルチアはシラクーサ。聖アガタはカターニア。 [旅行]

2013年8月、マルタ共和国、
イタリアはシチリア島を旅しています。

シチリアは、タオルミーナ、シラクーサ、
ノート、そしてカターニアを回っています。

イタリアを旅すると目立つのはキリスト教の教会。

イタリアでは町、そして職業ごとに、
守護聖人がいます。

それを少し覚えておくと、観光で町巡り、教会巡りをするときに役立ちます。

タオルミーナは、聖パンクラツィオ。
聖パンクラツィオ教会 Chiesa di San Pancrazio。
シチリアの最初の司教であり、殉教。
祝祭日は7月9日。

シラクーサは、サンタ・ルチア(聖ルチア)。
聖ルチア教会。
殉教者。祝祭日は12月13日、
喉に剣を突き立てられたり、
えぐり出された目を捧げ持つ姿で描かれることが多い。

ルチアは光を意味する。
視覚障害者の守護聖人でもあり、目に霊験あらたかとされる。
船乗りの守護聖人でもあり、有名なカンツォーネの
「サンタ・ルチア」は、聖ルチアにちなんだ、
ナポリのボルゴ・サンタ・ルチアの美しさを讃えた曲。

ノートは、聖コッラード。
祝祭日は2月19日。
その2月19日と、8月最終日曜日に、行進が行われる。

カターニアは、聖アガタ。
聖アガタはカターニア生まれ。
250年、13歳の時、ローマの総督との結婚を
断ったため、乳房を切除され、火あぶりに。

乳房は復活。火あぶりにされた際に聖アガタを
包んでいた赤いヴェールが無傷で残った。
聖アガタの聖遺物として
聖アガタ礼拝堂(La cappella di S.Agata)内に保管。

なお火あぶりの刑の時に、地震が起き、
火あぶりは中断。獄中に運ばれ、そこで死去。

彼女の乳房をかたどったお菓子あり。(カッサータなど)
その形から、鐘職人やパン屋の守護聖人。
さらに乳癌患者の守護聖人とも。
(なおマルタ島の守護聖人でもある)

祝祭日、聖アガタ祭は、2月5日。
(なお日本では2月5日が、
日本26聖人殉教者の日のため、2月6日に)

エトナ山が爆発したとき、聖アガタの遺物により、
町を救ったとされ、噴火、地震、火災予防の守護聖人とも。

現在でもエトナ山噴火の際には、
聖アガタに祈りが捧げられる。

ラウダーテ、聖人カレンダー
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/





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nikitoki

2018年1月17日になぜかこのエントリーにアクセスが集まっています。どこかで守護聖人について取り上げられのかなー。1月17日は動物の守護聖人、聖アントニオの日です。エジプト生まれ。修道士生活の創始者とされる。105歳まで長生きしたとされ、白い髭、かたわらに豚を描かれることが多い。なお失せ物探し、パドヴァの守護聖人である聖アントニオとは別人。
by nikitoki (2018-01-17 09:35) 

nikitoki

2018年1月23日にもこのエントリーにアクセスが。おそらく2018年1月22日の午後11時45分からNHKBSプレミアムで放送された《世界ふれあい街歩き「シチリア島カターニア~イタリア~」》の影響でしょうか。 また訪れたい町の一つですね。
by nikitoki (2018-01-23 10:55) 

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