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横田めぐみさんのお母さんの手記。謡曲「隅田川」。 [気になるニュース]

拉致被害者の一人、横田めぐみさん。

そのお母さんが、産経新聞に手記を寄せていました。
未だに帰らぬ娘さんへの親の情が感じられる内容でした。

解決は、個人の力では無理。
自国民の生命、安全を守るのが、最も大切な国の役割。
北朝鮮に大きな動きが出た今は、大きなチャンス。
政治家が率先して動いて欲しいものです。

その手記の中で、個人的に一番、興味を引かれたのが、
以下の部分です、

《時折、謡曲好きの父が好んでいた「隅田川」という曲を思い出します。
子供心に悲しい旋律で、父の通夜の席でも謡曲仲間が謡っていたのを覚えています。
人買いにさらわれた子の悲しい運命と、その子を捜し求める母親の悲嘆がテーマ
と最近知りました。その謡曲を父が好んでいたとはこれも運命でしょうか。》

皆さんは、謡曲「隅田川」をご存じでしょうか?
同じ題材が、お能や歌舞伎となっているので、
そちらでご存じの方もいらっしゃるでしょう。

隅田川という題名の通り、隅田川が舞台となっており、
この謡曲の元となった梅若伝説の塚が、たっています。

一粒種である梅若丸を人買いにさらわれ、
京都から武蔵国の隅田川まで息子を探し、流れ流れ、
たどり着いたのが、隅田川河畔。

そこで、船の渡し守から息子の死を知らされた
母親の悲嘆を描いた作品です。

設定は、春3月15日。

世阿弥の長男観世元雅の作です。
実際、元となった「事実」があるかどうかは不明ですが、
この作品から、梅若をまつる木母寺が建立され、
そこに梅若塚まで出来ています。

また、ずっと4月15日を梅若忌として、
法要が続けられています。

木母寺
http://www.mokuboji.jp/
梅若伝説と木母寺
http://www.mokuboji.jp/tanoshimu/index.html
《梅若公園(歩く時間の目安:5分から10分)》
《木母寺、梅若塚(歩く時間の目安:5分から10分)》
http://www.city.sumida.lg.jp/kunosyoukai/annnai/sumida_tour/course2/index.html
《再発見!梅若伝説と木母寺》
http://sumida-avenue.com/NewFiles/html/honshi/saihakken/umewaka/umewaka.html
《隅田川》
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/edc14/sumidagawa/index.html

「隅田川」は、悲しい結末で終わるわけですが、
横田さんは、上の文章に続けて、
《私はめぐみちゃんが無事に帰ってくると信じています》と
書かれています。

春が来る前にも一刻も早く、横田めぐみさんはじめ、
拉致被害者の皆さんが、無事に家族の元に帰られる
ことを祈っています。



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