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1月31日、愛妻の日に湯島天神と妻恋神社を自転車で訪問。

1月31日は、愛妻の日なんだそう。

1I(アイ)、3はサ、1はイでアイサイとか。

日本愛妻家協会
http://www.aisaika.org/index2.html

それで思い出したのが、妻恋神社。

お天気もよく、近くなので、湯島天神とともに、
自転車で、行ってみることにしました。

日曜日ということもあって、秋葉原は、

人で一杯。

別のルートを通ればと後悔しました。

妻恋坂交差点から坂を上り、
清水坂下の交差点を曲がり、清水坂をのぼり、
まっすぐ湯島天神へ。

突き当たりが、湯島天神、表鳥居です。

湯島天神
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm

表鳥居のずっと手前に駐輪したのち、鳥居をくぐって境内に。
受験シーズンで日曜日のせいか、すごい人出。

食べ物の屋台を中心に店が沢山出ています。

手水舎で口をすすぎ、手を清めた後、本殿を参拝。
その後、ぐるっと境内を巡ることにしました。

本殿左の白梅はほぼ満開。
春日通りの門そばの白梅もかなり咲いていました。

梅の開花状況(やはり、「梅まつり」の開かれる2月中旬ごろが見頃)
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/kaika.htm

境内内の梅園の白梅は、ほんの少しだけ。
こちらは、2月8日から始まる「梅まつり」に備えてか、
庭師の人達が作業をしていました。

http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/index.htm

そこで、本来なら名物の甘酒を一杯というところなんですが、
緋毛氈が敷かれた床几に座り、「婦系図」で有名な泉鏡花の筆塚、
梅を眺めながら、持参のコーヒーで一服。

大昔は、周囲に高い建物もなく、風情があったのですが、
現在は、高いマンションが取り囲み、無粋な感じですね。

その後、男坂、女坂の梅園を見てみようと、向かったら、
日陰で日当たりが悪いのか、まだ全然、気配もありませんでした。

男坂をのぼった左に、講談高座発祥の碑がたっています。
ご近所に住む人間国宝の講談師・一龍齋貞水先生が
呼びかけ人として建立したものだとか。
(講談師の呼称は師匠ではなく、先生だそう)

http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/keidai/kouza.htm

ちなみに仕事場のすぐ近所にある薬研堀不動尊にも
講談発祥の地の碑がたっているのですが、
こちらは、浅草見附の辻にたっておこなった講談、
すなわち辻講談から、さらに定まった場所「講釈場」で
行った講談(講談)の発祥の地ということだそう。
(辻講釈からさらに、講釈場に発展。
固定の「講釈場」が薬研堀不動だったとか…。
浅草見附跡は、浅草橋北詰、JR浅草橋駅寄りのたもとにある)

講談発祥記念の碑
http://www.viva-edo.com/kinenhi/ningyou_tyou/koudan.html

その後、知り合いのお嬢さんのためにお守り、合格飴を買い求め、
さらに春日通りから夫婦坂をのぼったすぐ左の境内に、
出店している、和菓子店「つる瀬」で、豆大福、久寿湯(くずゆ)を購入。

最近、テレビ(「はなまるマーケット」)で俳優の西田敏行さんが、
ここのおこわに梅干し、切り昆布、大豆などが入った「むすび梅」を紹介し、
一躍有名となり、売り切れ状態が続いているそう。
(店の方談、貼り紙もありました)

2つだけ残っていたのですが、今回は買わずじまい。

なお同じく俳優の中村梅雀さんも、差し入れなどで使っているそう。
テレビで紹介されたみたいですね。
ご自身のブログでも書かれています。

《梅雀のひとりごと》、2009年5月31日、
《むすび梅》
http://blog.goo.ne.jp/baijaco/e/bb8d6f00269c02eb6b5152a6362e3ec4

《つる瀬》
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/1111.htm

http://つる瀬.jp/

http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00000900

「ぶらり 途中下車の旅」、「つる瀬」の「むすび梅」の
由来などについて説明しています。
http://www.ntv.co.jp/burari/080216/info03.html
08年2月6日放送の回。旅人は、中村梅雀さんです。
http://www.ntv.co.jp/burari/080216/0216naiyou.html#info03

買った豆大福、合格飴などを持って、
表鳥居から出て、自転車で清水坂を下っていきます。
清水坂下の手前を左折。
2、3軒先の左側にあるのが、妻恋神社です。

こちらは、
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に、
船で下り、走水の沖で、嵐にあいますが、
海を鎮めるために身を投げた
弟橘姫(おとたちばなひめ)を祀った神社です。

この地にあるのは、妻を失った日本武尊が、
湯島の地に立ち寄ったと伝わっているからです。

妻恋神社(稲荷)
http://www.tsumakoi.jp/

こちらでは、お正月二日に枕の下に敷いて眠ると
いい夢が見られるという宝船などが描かれた「夢枕」が有名。

江戸時代には、非常に知られたのですが、
廃れていたものを、復活し、
現在では通信販売も行われているようです。

「夢枕」
http://www.tsumakoi.jp/drm00.html

妻恋神社(及び湯島天神も)の周囲は、有名なラブホテル街。
昔は、いかにもという造りのホテルでしたが、
最近では、非常にしゃれたまるでデザイナーズホテルのような
ところが増えているようです。(あくまで外観からのみの印象ですが)
若いカップルが何組か見かけました。
これから夫妻になるのでしょうか?

その後、今度は、ずっと蔵前橋通りを、
鳥越方向に向かったところ、
ビリケンさんを発見。

幸運が訪れるという足裏をなでてきました。
(湯島天神の「撫で牛」は撫でなかったなー)

さらに向かい側に小さな間口の桜稲荷を発見。
こちらもお参りしました。
(藤堂高虎の藤堂家に祀られていたものだとか)

《桜稲荷神社》
http://www.withfox.jp/guidetaito/sakurainarijinja.html

清洲橋通りの手前を右折。
蔵前橋通りを一本、中に入り、
セントポール カトリック浅草教会を見学。
建築景観の賞も贈られた
立派な建物と庭の教会です。

http://www.tokyo.catholic.jp/text/shokyoku/asakusa.htm

なかなかに充実したポタリングでした。

東京・下町 自転車散歩マップ (自転車生活ブックス01)》(アマゾン)

その後、いただいたお守り、合格飴を届けに世田谷区に。
暗くなってきたので、自転車をあきらめ、車で行って来ました。

明日が受験だとか。
頑張って下さい。

湯島天神を舞台の一つとした泉鏡花の作。
舞台、ドラマは見ていても、原作は?

婦系図 (新潮文庫)》(アマゾン)

有名な
《早瀬 月は晴れても心は暗闇だ。》

《お蔦 切れるの別れるのって、
    そんなことは芸者の時に云うものよ。
    ……私にゃ死ねと云って下さい》
とのセリフは、原作にはなく、舞台化された時に、
付け加えられたものだとか。

さらにその後、泉鏡花は、お蔦と主税が別れる
「湯島の境内」を、舞台のために、書き下ろしています。

そちらでは、上の脚本家・役者のアイデアを利用し、
《早瀬 どうかもしていようよ。月は晴れても心は暗闇(やみ)だ。》

《早瀬 俺があやまる、頭を下げるよ。
お蔦 切れるの別れるのッて、そんな事は、芸者の時に云うものよ。
    ……私にゃ死ねと云って下さい。蔦には枯れろ、とおっしゃいましな。》
http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3578_19568.html
となっています。

歌の「湯島の白梅」に、
「青白い瓦斯灯、清らかな白梅」とあるように、
現在も境内に瓦斯灯があります。

境内の歴史
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/keidai/keidai.htm

つる瀬の豆大福。
久しぶりでしたが、上品な甘さで、満足しました。


 


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