ほろ苦でしゃきしゃき。ローマの冬野菜の代表プンタレッラはイタリア代表が宿泊した宮城の… [グルメ]
2月下旬の日曜日、銀座で開かれたパーティに参加しました。
色々なイタリア料理が出た中で、嬉しかったのは、
プンタレッラのサラダ。
ご存知ですか?
puntarellaプンタレッラは、ローマ以外のイタリア人の中には、
知らない人もいるほど、ローマ名物の冬野菜。
《イタリア野菜のABC(アービーチー)》
(プンタレッラはじめ、イタリア野菜を写真つきでレシピも含め紹介)
チコリの仲間で、独特の風味と苦味があり、
ローマっ子は、これが出回ると、冬がきたなー
と感じる野菜なんですね。
(10月末から3月上旬くらいまで)
パスタに入れたり、焼いて肉料理の付け合せなどにもしますが、
なんといっても一番ポピュラーなのが、生で食べるサラダです。
茎の部分の皮を薄くむいて、冷水にさらします。
そうするとくるんと丸まります。
これをアンチョビドレッシングであえて、いただくのです。
そのサラダが出たのですよ。
世界各地の食材が出回るようになった日本ですが、
さすがにプンタレッラは、ないだろうなと思っていました。
一応、スタッフに尋ねてみました。
案の定、それは築地の西洋野菜専門店から仕入れたものでした。
家で食べるのは無理かなと思っていたら、他の参加者から嬉しい一言。
「プンタレッラは、宮城で育てているわよ。業務用だけじゃなく、
もうすぐスーパーにも売り出されるって」
え、宮城? 宮城と言えば仙台。
そういえば日韓ワールドカップのとき、
イタリア代表チーム「アズーリ」が根拠地にしたのは仙台でしたねー。
その縁かなと思ったら、まさにそうでした。
というかもっと歴史は遡ります。
《宮城県は、今から約400年前に、伊達政宗 の家臣支倉常長率いる慶長遣
欧使節団がローマ法王に謁見したという歴史的つながりなどを背景に2001
年10月にイタリア・ローマ県と友好姉妹県になっています》
宮城県は《プンタレッラをみやぎから》というプロジェクトを
起こしていたのですね。(「プンタくん」なんてキャラクターも作っている)
そのサイトを見ると、なんと2月28日のニュースで、
《~いつもいちばんいいものを~品質本位の明治屋様に
宮城産プンタレッラをお取り扱いいただきました!》とあるではないですか。
広尾と玉川の明治屋の2店で宮城の「プンタレッラ」の取り扱いを開始。
おお、これで東京でも新鮮なプンタレッラのサラダが食べられる。
しかし、これから春が来ようというのに…。
値段も気になるなー。
《プンタレッラサラダの作り方》が書かれているのは、
上のサイト内の《プンタレッラレシピ》。
下ごしらえがちょっと大変。ローマでは、むいたものを売っているが、
さすがに明治屋はそのままなんだろうなー。
しかし下処理したものは手間の分だけ高い。
ドレッシングを作るのは簡単です。
カゴメのサイト《「食」マガジン》の《ローマ》
《マンマの知恵をパワーで
庶民の生活を支えるカンポ・デ・フィオーリの朝市》の中に、
プンタレッラが紹介されている。
プンタレッラのサラダ他、野菜が主役のイタリアンのレシピがいくつも。
《クチーナベジターレ》(楽天ブックス)
ローマから輸入したものを通販しているところもあるようですね。
結構、いい値段。ちなみにサラダに使わない葉の部分も炒めたりして、
食べられます。
《イタリアの野菜 「不定貫」 プンタレッラ(ローマサラダ)》
なお、アンチョビドレッシングは、ほろ苦い野菜にあう。
プンタレッラがない場合、薄くそいだセロリ、白髪ねぎでもいけます。
お試しを。
初めまして!
先日レストランで食べたプンタレッラを検索していて
やって来ました。情報ありがとうございました♪
明治屋で買えるんですね☆
by gon (2010-01-15 03:50)