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これからローマでも高級寿司が…。冷凍すし、欧米に輸出開始。 [グルメ]

4月25日、日経産業新聞
《高級冷凍すし 欧米向け輸出》
《ふうどりーむず 富裕層に照準、食品店で販売》

冷凍すしについては、以前のエントリー
中国鍼ダイエットで20キロ減の荻原さん。年内にあと5キロ減を宣言。
の中でご紹介しております。

今回、輸出されるのは、今や寿司が観光資源となっている
小樽市の冷凍食品製造会社「ふうどりーむず」。

こちらの会社は、《通常の窒素凍結の五-八倍という急速凍結で
水分の分離を抑え風味を保つ冷凍すしで独自技術をもつ。》のです。

気になるネタですが、《ボタンエビやホッキ貝のほか、津軽海峡産の
マグロなど》だそう。お値段もそれなりに張りまして、《従来の冷凍すしの
約三倍の一人前三千円前後になる見通し》とか。
でも味とネタの質から考えれば、海外では割安に感じるのかも。

「ふうどりーむず」の冷凍すし、冷凍技術について(PDF)
シャリを硬くせず、ぱさつかせないようにすれば、ネタが煮える。
背反する要求をいかに克服するかがこの冷凍技術の鍵だったようですね。

高級冷凍すしが、輸出されるのは、今年の夏から。
まずはアメリカ。さらにフランス、ノルウェーにも。
イタリアにも輸出すれば、結構売れるとおもいますね。

「ふうどりーむず」の特殊な冷凍技術を使った徳情(特上?)のおすし。
小樽・愛のすし 徳情(とくじょう)1パック
並もあります。買いだめして冷凍庫にいれておけば、
好きなときに握り寿司が。
小樽・愛のすし【波浪】寿司8貫×5パック【送料無料】

確か、冷凍食品は、南極観測にあたって開発されたと聞いたことが。

日本財団の《船の科学館 資料ガイド3 南極観測船 宗谷》中に、
《また、食糧の調達も大変な問題でした。長期間行動する“宗谷”及び
南極における行動には保存食料が欠かせません。そこで開発されたのが、
わが国初の冷凍食品でした。「冷凍すしセット」、「冷凍うなぎ蒲焼(かばやき)」
などが作られ、大変喜ばれたのは言うまでもありません。》とあります。

やっぱりそうだったのですね。

ところで2006年は南極観測50年という記念すべき年だったとか。
記念切手も発売されました。
ゆうびんホームページ内《「南極地域観測事業開始50周年」発行

国立局地研の「南極観測」のサイト。

小堺一機さんのお父さんは、お寿司屋さんを経営されています。
(「いました」かも…。調べたら昔は「鮨一機」を経営。
現在は、お弟子さんが「鮨とよ島」として同じ地で店を開いているとか。
文京区音羽1丁目22-18 電話03-3946-1313←電話番号に注目!)

若かりし頃、南極観測隊に参加。
南極で、流しそうめんを行ったという話は有名ですね。

随分前になりますが、小堺さんとお父さんが一緒に南極に行き、
流しそうめんをしたというテレビ番組が見た記憶があります。

本も出てました。これはお父さんの本。
小堺の父―南極で流しソーメンをした偉大なる男 (新書)
お二人で行った時の記録。
南の涯てまで―小堺父子の南極ふたり旅

寿司も流しそうめんも南極で口にしたら、
それはそれはご機嫌な味でしょうね。 

こちらは、北海道留萌出身で、南極観測隊に参加した
調理人・西村淳さんの一冊。
極限の地での生活では食がいかに大事なものかわかります。
それにしてもジンギスカンをやりますかね、南極で。
(レビューにも出ていますが)
面白南極料理人 (文庫)
著者の西村さんが、上記の出版社春風社のサイトで、
食材を少しも無駄にせずゴミを出さない《南極エコクッキング》の
レシピを披露しています。
春風社内の《面白南極料理人》の紹介サイト。
内容紹介、著者プロフィール、書評などが取り上げられています。

今は、南極にもツアーが出る時代。
クルーズも人気があるようですね。
専門誌だけあって、情報が詳しい。
南極、北極のクルーズが取り上げられています。
クルーズ 2007年 05月号 [雑誌]

 追記
2007年4月17日、日経ビジネスオンライン
「冷凍の寿司」を実現! 道産子の挑戦は続く
~ふうどりーむず・猿渡 肇
(第1回「ものづくり日本大賞」特別賞受賞)


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