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目が悪い上にセンスもないことを、思い知らされたシャツ購入事件。

この土日、そして今日、月曜日(2012年4月9日)も天気がよくて、
東京は桜が満開で、格好のお花見日和。

日課のウォーキングコースは、隅田川テラスなのですが、
ここ数日は、江戸以来の桜の名所であり、
そこに東京スカイツリーが加わった
吾妻橋から言問橋、さくら橋の両岸を歩いています。

先日、東京スカイツリー側すなわち、
墨田区側の隅田公園内の牛嶋神社内に行った時のこと。

イベントが行なわれ、近所のお店の食べ物、
墨田区の物品が、売られていました。

トマト焼きそばで白ワインを飲んだ後、
墨田区特産である革製品、ガラス製品の屋台を
見て歩きました。

そんな中、ちょっと場違いなお店が一軒。

なんというか、60年代から70年代の
フラワーチルドレン(ヒッピー)が着るような
シャツを売っている店があったのです。

自分では絶対着ないけれど、
こうしたデザインが好きな人もいるだろうなーと
遠目で見ていました。

「いくらくらいかなー。まあ、高くても数千円かなー」
と値踏みしていました。

遠くで見ている間に、帽子をかぶった、ちょっとおしゃれな
若者(20代~30代男性)が、やってきて、シャツを見て、
店員と話しをして去って行きました。
どうやら常連のよう。

ああ、こういう人たちに人気なのかと見ていたら、
今度は、自分と同年代のおじさんが、やってきました。
ラックにかかった大量のシャツを見ています。
しばらく吟味した後、おじさんは、1枚取り出し、体にあわせました。

買うことを決めたよう。
店員にその旨を告げたところ、店員さんが値段を告げました。
聞いたおじさんは、固まっています。

自分の聞き間違いでなければ、2万円近い値段だったような……。

お店は「イプクレス・ラウンジ」
http://www.ipcressmodfile.com/
http://www.ipcressmodfile.com/ipcresslounge.html
この4月1日で開店一周年だとか。
どんな店かと言うと、
《当店はヴィクトリアンパブをイメージした店内で英国シェパードニーム社が誇る伝統の
エールビールをはじめ、本格的英国パブフードを提供いたしております。
また、ランチではスパイシーチキンカレーが大変好評を頂いております。
従来通りモッドでスウィンギンなシャツのお取り扱いのほか、新作チャッカーブーツが
注目を集めています》

問題のシャツはこちら。(写真)
http://www.ipcressmodfile.com/DSCF4119.jpg

《カーナビー・ロック・ハンターオリジナルB.Dシャツの
レディメイド19,800円~24,800円、オーダーメイド24,800円~》

おお、やっぱり聞き間違いではなかった。
うーん、そんなにするシャツだったんですね。
センスというか、価値がわからない人(自分)はしょうがないですね。

さすがに2000円は安いとは思いましたが、2万円とはね。
そのおじさんは、申し訳なさそうに、シャツを置いて、去っていきました。

ところで、そちらのパブの食べ物、飲み物メニューは、常識的な値段のよう。
ちょっと安心しました。
http://www.hotpepper.jp/strJ000989009/

このシャツを買わなかったおじさんの様子を見て、
思い出した事件があります。

それは、大昔、バブルの頃、友達が、千葉の方で、
徹夜仕事をした次の朝10時過ぎ、下着だけでも替えようと、
仕事先のビルの下にあった店に入り、
Tシャツを買おうとした事件です。

ラックに下がっているTシャツは、
前面にプリントが入っているものの
シンプルなデザイン。
素材は綿で、厚みもあり、汗も吸ってくれそう。

タグを見たら、2000円と、Tシャツにしては、
すこし高めだったものの、他に店もないし、
徹夜で仕事してちょっともうかったし、いいか
とそれを抱えて、レジに向かいました。

商品を受け取った店員は、レジで値札を機械に読み込ませました。
レジ横のディスプレイに出た値段は、なんと2万円!

その時、友達は、そのシャツが2千円ではなく、
2万円だったことに初めて気づいたと言います。

普段ならもちろん、そんな値段の服、ましてTシャツは買いません。
けれど、徹夜して興奮していたり、判断力が低下していたこともあるのでしょうが、
なぜだか、いまさら、戻して買わないわけにはいかない気持ちになったようです。

幸いなことに、クレジットカードも持っていたので、そしらぬ顔で、
財布からカードを出し、何事もなかったかのように、サインしたそう。

そして、こうなったら、何をしても恥ずかしくないと、
更衣室を貸して欲しいと頼んだのです。

もちろん快く貸してくれ、そこで、
2万円のTシャツを着て、店外に出たよう。
店の袋には、今まで着ていた、
おそらく3枚980円くらいのTシャツを入れて。

(後で気づいたそうですが、そのお店は、
だれもが知る有名なイタリアンブランドのお店だったそう)

おしゃれで、服に目が肥えていて、さらに目の良い若い人は、
決して、友達や、上のおじさんのような失敗はないんだろうなー。

それにつけても、久しぶりに、自分の良い物を見抜く力のなさを
思い知らされた次第です。

逆に、今度、店を訪れて、じっくりとそのシャツを確かめてみたい気分ですね。

関連エントリー
ウォーキング450日目。言問橋ー両国橋。牛嶋神社。14360歩、2時間10分。9.1キロ。


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