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ノアの方舟のお話。教えてくれた先生に子どもがした質問「○○も死にましたか?」。エジプトのヌクタ。

2011年2月10日、読売新聞、編集手帳に、
ノアの箱舟のジョークが紹介されています。

空欄にして、クイズにしますので、
皆さんもお考え下さいませ。

《先生が話す。「むかし、ノアが大きな船に乗せた動物のほか、
生きものはことごとく洪水で死に絶えました」。トミーが質問した。
「○○(引用者変更)も死にましたか?」》
いかがでしたか?
○○に入る言葉はわかりましたか?

答えは、「魚類」。

思わず「うまい!」って叫んでしまったのですが、
なんともともとは、
《明治期に福沢諭吉が翻訳したジョーク集『開口笑話』に》
収録されているものだそうです。(文語を編集手帳の筆者が口語に)

もちろん元ネタは、アメリカでしょうね。

この後、編集手帳は、ケンタッキー州で進行中の、
「ノアの箱船」のテーマパークについて記されています。

いわゆるキリスト教原理主義の人達が
推し進めている計画。

なにせアメリカでは、聖書の記述をそのまま信じている人が、
数パーセントではなく数十パーセントというお国ですからね。

2011年2月10日、読売新聞、編集手帳。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20110209-OYT1T01096.htm

昔より、今の方がジョークにしにくい
雰囲気なのかもしれませんね。

ムバラク大統領が辞任したエジプト。
独裁下で、ヌクタと呼ばれる笑い話が
いくつもいくつも作られていたそう。

それでエジプトは、アラブ地域最大の
「ヌクタの生産地」と言われているそうですね。

最近でも、広場にヌクタ(ジョーク)を集めた
掲示板が設置されていたよう。

その中の一つ。
チュニジアのベンアリ前大統領が亡命した先の、
サウジアラビアのアブドラ国王と思われる人物が、
腕時計を見ながら「ムバラクは遅れているのか」と
つぶやいているというもの。

さてムバラク大統領が辞任した今、
ヌクタの生産は少しは減るのでしょうか?

圧政、経済苦があるからこそ、庶民は、
こうした笑い話を出来ていたのかも。

そういえば、ロシア(ソ連)でも
アネクドートと呼ばれる
ジョーク、笑い話が有名ですね。

笑いは、最高の抵抗なのかもしれませんね。

さて、日本ではどんな風刺、笑いが生まれるのか?
今は、ジョークを作るのに最高の時かも……。

関連エントリー
アネクドートの最高傑作「フルシチョフはバカだ」。
世界銀行総裁の靴下の穴、アメリカ人の定番ジョーク、ピアノ・レッスン、纏足、金の足のベルタ
スイスの海軍ジョーク。モンゴルの海軍。
スイスの海軍ジョークとは、例えば、
「スイスに海軍省ができたんだって」
「ええっ、スイスには海がないじゃないか」
「だって、ソ連に文化省があるじゃない」
というような内容。

なおスイスは謹厳実直でジョークが通じない
というステロタイプがあるよう。

そのため、世界で一番薄い本。
スイスのジョーク集、イギリスの料理本、アメリカの美術史、
そしてイタリアの戦勝記なんてジョークもあります。

日本だと何になるのでしょうね。


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2011年2月12日、読売新聞で橋本五郎さんが、
ネットで出回っている伊達直人と菅直人の違いを
紹介していました。

それと全く同じではないが、ネットで流布しているもの。

子供達にランドセルを背負わせたいのが伊達直人■■子供達に借金を背負わせたいのが菅直人
          必殺技を決めるのが伊達直人■■「俺に決めさせるな」が菅直人
       虎のマスクで顔を隠すのが伊達直人■■虎の威を借るのが菅直人
         庶民を勇気づけるのが伊達直人■■庶民を落胆させるのが菅直人
       フェアープレーで闘うのが伊達直人■■スタンドプレーで目立とうとするのが菅直人
       施設にランドセル贈るのが伊達直人■■中国にランド・セールするのが菅直人
             贈与するのが伊達直人■■増税するのが菅直人
       子供たちに夢を与えるのが伊達直人■■子供たちに弓を引くのが菅直人
        リングで虎をかぶるのが伊達直人■■選挙で猫をかぶるのが菅直人
         仮面を被って戦うのが伊達直人■■仮免で国を動かすのが菅直人
             庶民の味方が伊達直人■■庶民を偽装が菅直人
            ヒーローなのが伊達直人■■非道なのが菅直人
       マスクを外すと一般の人が伊達直人■■マスクを外すと欲望の人が菅直人
           希望を与えるのが伊達直人■■希望を奪うのが管直人
         タイガーマスクなのが伊達直人■■総理大臣なのが駄目直人




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nikitoki

エジプトのヌクタ(風刺小話)。2011年2月13日、毎日新聞の余録が紹介しています。(ヌクタではなく「ノクタ」としていますが)《大きな魚を取った漁師が家に帰って、妻にフライにするように言うと妻は「油が値上がりして家にない」と言う。ではトマト煮にしろと言うと「トマトが高くなって買えない」。なら焼けばいいと言うと「ガスの値上がりでボンベが空」▲怒った漁師が魚を海に投げ返すと、水に戻った魚が叫んだ。「ムバラク大統領万歳!」。》いやー、面白い。圧政が笑いを生む?
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20110213k0000m070082000c.html
by nikitoki (2011-02-14 10:54) 

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