2015年01月28日 - 気になるニュース 搭乗率が低く、エアバスA380の違約金など、苦しい経営を続けているスカイマーク。ついに民事再生法適用を申請する方針を固めたようです。NHK、日本経済新聞などが伝えています。日本航空、全日空との共同運航という異例の試み、またファンドに資金借り入れなどを 求めていましたが、その試みは失敗に終わったようです。かつて日本航空と全日空で占められていた日本の航空業界に参入し、自由化の先陣を切ったスカイマーク。ここ数年、次々と参入した格安航空会社の強烈な価格競争力に、その魅力を奪われたのが今回の事態にいたった大きな原因。ただ後講釈になりますが、一番調子のよい時に、会社の体力を大きく超えたエアバスA380を購入しての国際線進出の決定。そのあとの業績の悪化によるキャンセルが命取りになりました。なお申請しても、当面、運航と営業活動は継続する見通しです。考えてみれば、別の要因ですが、日本航空も経営破綻し、再建されています。日本の空の競争確保のためにも、スカイマークも、人事を含む抜本的な刷新を行って、蘇ってもらいたいと思います。