皆さんには、乳兄弟はいますか？
自分には、います。
小学校の同級生に、誕生日が1日違いの女性がいました。
生まれたのは、同じ病院。
彼女が私の乳兄弟です。
（乳兄弟は、「ちきょうだい」。血のつながりはないけれど、
同じ女性の乳で育てられた二人を言います。
英語では、a foster brother [sister]って言うんですね）
久しぶりに、乳兄弟のことを思い出しました。
11月2日、CNN.co.jp
《「母乳売ります」と２２歳母が新聞広告、無駄省きたいと》
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200711020021.htmlアイオワ州の8月に出産した22歳の母親が、
冷凍した母乳を販売する新聞広告を出したところ、
反響を呼んでいるとの内容です。
この記事で、興味を引いたのは、2点。
アイオワ大学に、母乳バンクがあり、そこに寄付しているという点。
そしてもう一つが、アイオワ州では、母乳売却に関して禁止していないということです。
新聞広告をのせた地元紙Cedar Rapids Gazetteによる記事。
Martha Hellerさんの写真が出ています。
《Ad to sell breast milk stirs nationwide response》
http://www.gazetteonline.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20071103/NEWS/711030038/-1/searchGazetteOnline昔、自分が赤ちゃんだったとき、母親の乳の出があまりよくなく、
またその頃、人工乳（粉ミルク）が今ほど発達していなかったので、
「もらい乳」をしたようです。
（また粉ミルクで大きな事件が起きたので、それを敬遠もしたようです）
大きくなって上の事情を聞きました。
その同級生のお母さんには、後で、何かお礼はしたようですが、
金銭ではなかったみたいですね。
昔は、結構、そういうことがあったとのことです。
今は、冷凍の技術も発達しているので、
母乳の出が悪い場合でも、搾乳し冷凍して、
母乳を与えることが多くなったみたいですね。
日刊ベリタ、2005年4月24日、
《母乳のネットでの入手は危険 子どもが病気に感染する恐れ》
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200504240428230
他にも調べてみるとアメリカには、母乳バンク協会があり、
それはおおむね非営利で運用されているみたいです。
しかし、中には、個人がインターネットなどで、有料で販売している場合も。
母乳の重要性が認識されて以来、母乳の需要が高まっており、
価格も高くなっているようです。
しかし、ネットでの販売は、感染症などの危険もあることが指摘されています。
また母乳の売買を禁じている州もあるみたいですね。
日経ネットの記事。
http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20050812hk001hk
母乳バンクは、アメリカ、イギリス、フランス、またカナダ（バンクーバー）にもあるよう。
mapletown。2006年2月２８日。
《【健康/保健】BC母乳バンク、バンク数増加を促進》
http://www.mapletown.ca/news/news_detail.php?news_id=12587
「母乳育児支援にかかわる専門家のための非営利団体」
日本ラクテーション・コンサルタント協会
http://www.jalc-net.jp/
ところで、日本にも母乳バンクのような施設、サービスはあるのでしょうか？
また販売しているところはあるんでしょうか？
（インターネットでは見かけないようですが。もしかしてヤフーのオークションで…。
もし出品されたら…。ヤフーの規定はどうなっているのかな？）
血液に関しては、昔、売血なんて話があり、売買されていました。
精子に関しては、アメリカには精子バンクがあり、売買も。
卵子、代理母も、アメリカでは事業化されていますね。
日本では、まだこれらの生殖や人の命に関わる問題に関しては、
無償が原則になっているようです。
けれど日本人の意識も変わっています。
今後、どうなっていくのでしょうか？
追記 2023年10月7日 〇ピジョンが10月4日、「母乳バンクに関する意識調査」の 結果を発表したそう。そのためか、4日以降、ずっと このエントリーにアクセスが集まっています。