2012年12月12日 - 気になるニュース 先日、函館の面白い男性と一緒に酒を飲み、函館の町の現状と未来について話を聞きました。その人は、本好き。なので、いつも函館からずっと列車で東京までくるそう。そこで話題になったのが、北海道新幹線。新青森ー新函館は平成28年3月に開業するんですね。国土交通省は、 青函トンネル内の速度を、2018年平成30年度、1日一往復、時速260キロで走行させる方針であることを発表しました。これまでは、青函トンネル内の最高速度は、対抗する貨物列車のコンテナが、風圧の影響で、破損する恐れがあることなどから、在来線特急の最高速度である時速140キロと想定し、所要時間などを想定してきました。しかし、貨物列車のダイヤの工夫や、すれ違いの時の減速システムなどの導入で、より高速化を目指すことになったものです。将来的には、トンネル部分以外での最高速である、時速260キロでの走行も目指すとのこと。そのアンを有識者会議に提示したとのこと。時速260キロまでだせると、青函トンネル区間で、およそ20分短縮でき、東京ー新函館間の所要時間は、当初の想定を18分下回り、4時間を切り、3時間45分になるとのこと。(なおその先、札幌まで延伸した場合、東京ー札幌間は所要時間は4時間43分に)○青函トンネルは、在来線、新幹線で共用。 在来線には貨物が走る。 貨物と新幹線を共用は日本初。 海外では、貨物共用を求めるニーズがあり、この青函トンネルの ノウハウは、新幹線輸出に役立つ可能性。○新幹線専用時間帯(枠)を午前中に2時間設定。 →1日1往復を減速させずに青函トンネル内を運行させる。北海道からの貨物列車は、今そして今後も、物流面で非常に大きな役割を果たしています。調整はなかなか大変でしょうが、是非、実現してもらいたいですね。あともう一つ気になるのは、青函トンネルの耐久性と老朽化。青函トンネルは、1988年(昭和63年)3月13日に営業が始まりました。http://jr.hakodate.jp/train/tunnel/default.htmすでにもう24年。まだまだ大丈夫だと思いますが、高速で走ることで、負荷がどれくらい増えるか心配です。もっとも青函トンネルは、当初から新幹線を通すことは想定されていたので、それも含めての耐久性は十分に担保されていると思いますが。関連エントリー《青函トンネル内の新幹線速度200キロ以上の高速化検討の会議開かれる。》《北海道新幹線は2035年度開業。東京―札幌5時間1分に。》《整備新幹線、金沢―敦賀など3区間着工認可へ》《函館市が在来線の分離に同意。北海道新幹線、2012年度にも札幌延伸、工事着工へ。》《北海道新幹線。在来線となる函館ー新函館間を電化とJR北海道が提案。北陸新幹線に新型車両。》