細長い二枚貝。
焼いても蒸しても、煮ても、
とにかくどういう風に料理しても美味しい。
そのマテ貝が四国の瀬戸内海で豊漁のよう。
2009年5月30日、読売新聞。
《マテ貝ブーム 潮干狩り沸く 観音寺・有明浜》
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090528-OYT8T01036.htm
《観音寺市の有明浜一帯でマテ貝が大繁殖し、
例年になく多くの潮干狩り客でにぎわっている。》
皆さんは、マテ貝を捕ったことがおありですか?
自分は、自慢ではないけれど、小さい頃、
親戚が、四国の愛媛県にいたので、
何度も取ったことがあるんです。
(あさり、油壺、赤貝なども)
マテ貝のいる所は、記事にもあるように、
砂浜に穴が開いています。
小さな、菱形です。
そこに塩を入れ、しばらく待っていると、
にょきっと下からマテ貝が飛び出してきます。
(塩を手で入れると,塩が湿ってしまうので、
以前とって残ったマテ貝の殻を使うと良い)
それを一気に抜き取る。
これが面白いんですね。
自分がとったのは、小学生の頃なので、もう随分前。
場所は、現在は西条市となっている河原津の沖。
遠浅の海岸で、今でも特別天然記念物のカブトガニがいる海です。
しかしその後、海苔養殖の影響や干拓などで、
余り、貝類が取れなくなってしまったそう。
この香川県観音観音寺市の有明浜一帯は、
マテ貝が大繁殖しているんですね。
その理由は、どうやら台風のようです。
地元の環境団体の方は、
《「台風で海浜が攪拌(かくはん)されたため、
生息環境が良くなり、大繁殖したのではないか」と分析。》されています。
台風が来たのは、ここだけではないので、
《「瀬戸内海沿岸の各地でもアサリや
ハマグリが急増しているという報告がある」》とは嬉しいですね。
昔、自分が潮干狩りを体験した、河原津でも増えているのかな。
(地元の人は、「貝が湧く」と言っていた)
《穴に塩を入れてマテ貝を捕まえる》
http://portal.nifty.com/2006/10/06/c/
まさにこの浜でのマテ貝捕りについて書いています。
《多幸の湯番台日記》
《西遊 第28日目 「有明浜とマテ貝」 (香川県観音寺市) 》
http://blogs.yahoo.co.jp/kensuzu214/57906802.html
マテガイ、図鑑
http://www.zukan-bouz.com/nimaigai/heterodonta/mategai/mategai.html
香港でもマテ貝を食べたなー。
イタリアでもマテ貝があり、パスタ、グリルなど
調理して食べますが、なんと生牡蠣のように
生でも食するとか。
生のマテ貝はまだ体験したことがありません。
次に新鮮なマテ貝に出会ったら、試してみようかな。
ゆでて調理した輸入品が売られているようですね。
《CUCA クカ マテ貝の塩水漬け》(楽天)
イタリアでは、お菓子のカンノーロcannoloに似た
筒形なので、cannolicchioと呼ばれています。
(大砲がcannone)