2012年02月05日 - 旅行 皆様、四国88箇所の霊場を回るお遍路。ご存じだと思います。では、「逆打ち」という言葉を知っていらっしゃいますか?遍路で、お寺を訪ね、巡ることを、「打つ」といいます。1番札所から順に、訪れるのは、「順打ち」。それとは逆に、88番札所から、 回っていくのを、「逆打ち」というのです。順打ちは、時計回りに徳島県→高知県→愛媛県→香川県の順となりますが、逆打ちは、反時計回りに香川県→愛媛県→高知県→徳島県となります。なぜ、「逆打ち」があるのか?それは、この霊場を開き、今でも霊場を順打ちで、巡り続けている弘法大師に、必ず出会うためと言われています。順打ちだと、弘法大師と会えないおそれがありますが、逆打ちだと、必ず出会えますから。(もっとも「同行二人」との言葉が有るとおり、弘法大師は、お遍路さんとともにあるとも言われていますけれど)強い願いがある場合、逆打ちをして、弘法大師に会おうというのです。さて、今年2012年はうるう年。うるう年の遍路についても言伝えがあります。お遍路の元祖とされる伊予の衛門三郎が、うるう年に、逆打ちし、弘法大師に出会うことができたとの衛門三郎伝説です。こうしてうるう年に逆打ちすれば、順打ちよりも、三番の功徳が得られると言われているそうです。さて、そんなことを久しぶりに思い出したのは、2012年2月4日の東京新聞朝刊に、この《逆打ち四国八十八ヶ所巡拝の旅》の広告があったから。東京新聞旅行http://www.tokyoshimbun-ts.co.jp/pages/home巡拝の旅、掲載されているとすればココとおもったのですが、まだ掲載されていません。http://www.tokyoshimbun-ts.co.jp/jyunrei_groups関連エントリー以下、長文ですが、中に、衛門三郎伝説について書いています。《「コウノトリのクチバシの跡」とは? アザと物語。南総里見八犬伝、桜姫東文章、般若姫伝説。》《今日を逃すと4年待たないと。2月29日は、女性からプロポーズ出来る日。男が断ったら罰金!》《赤川次郎とロッシーニの共通点。》