サブプライムローンの危機、
そして今回の金融危機が来るまでは、
かなりの利用率があり、賑わっていた東京の高級ホテル。
けれど、その落ち込みは、激しいようです。
11月24日、産経新聞。
《金融危機で外資系高級ホテルが大苦戦 値下げも検討へ》
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081124/biz0811242036001-n1.htm
- 旅行
《金融危機や世界経済の後退を受けて、
都心の外資系高級ホテルが苦戦を強いられている。》
日本はいつの間にか、円安とデフレで、海外の都市に比べて、
同じグレードのホテルの料金が割安になっていました。
そのため、海外のレベルに合わせるかのように、
高級ホテルが次々と進出。
一泊の値段も3万円から5～6万円などが普通に。
それでも多くの利用客があったのは、
それもアジア、ロシアを含む、欧米のビジネス需要があったから、
しかし、それも経済状況が激変し、さらに円高になった今、
海外客の利用が減るのは当然。
特に海外客の比率が高い、
外資系のホテルは大幅減でしょうね。
記事にあがっている、コンラッド東京（汐留）、
マンダリンオリエンタル東京（日本橋室町）、
さらには、日比谷のペニンシュラなど。
コンラッド東京に2年ほど前、
ロシア人の富豪と一緒に行った時は、
バー、レストランが、まるで日本のバブル全盛時代のように、
海外からの客が満員で、高いシャンパン、ワインを
次々と開けているのを見て、驚いたことがあります。
今は…。
すでに大阪でも一流ホテルが格安のプランを出しています。
《大阪のホテルの安さに驚く。今、話題のあのホテルは
3000円台。全日空マイルがたまるプランも。》
背に腹は変えられず、東京でも、
《「価格を下げたプランも検討している」（ザ・ペニンシュラ東京＝有楽町）》。
東京ではありませんが、
すでに香港のペニンシュラでは、キャセイ航空と組み、
ファーストクラスとホテル3泊もしくは4泊の
かなりお値打ちのプランも出しているよう。
http://www.orient-holidays.com/hk/cpn_tour/peninsula_hkg_fsc.html
（ザ・ペニンシュラ香港は、開業80周年ということで、
そのキャンペーンの意味あいが大きいと思いますけれど）
また大々的には、出していませんが、
多くの外資系ホテルで、これまでよりかなり
割安の料金を提示している所があるようです。
今後、この不景気はすぐには回復しそうにありませんから、
この先は、各ホテルで、かなり思い切った値の
プランが出てきそうですね。
そうそう2009年3月には、
シャングリラがオープンしますね。
一番、厳しい時の開業ですね。
《シャングリ・ラ ホテル 東京》
http://www.shangri-la.com/jp/property/tokyo/shangrila
大丈夫かなー。
関連エントリー
《ザ・ペニンシュラ東京、9月1日にオープン》
《香港マンダリンホテルからお知らせが、特別なオファーは
あったのか？ 東京ホテル戦争は？》
余り、庶民には関係ないですけれど、
ホンマグロ、マスクメロン、フグなどの
高級食材も、大幅に安くなっているそう。
2008年11月22日。日本経済新聞。
《高級食材の需要に陰り 国産牛やフグの卸値下落》
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081123AT1J2000D22112008.html
2008年7月に出版。今なら憧れが、現実に変わるかも。
《一度は訪れたい東京の憧れホテル (SEIBIDO MOOK)》（アマゾン）